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隣り妻の誘惑 二見文庫
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隣り妻の誘惑 二見文庫

橘真児【著】

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隣り妻の誘惑 二見文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2009/10/25
JAN 9784576091594

隣り妻の誘惑

¥495

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2013/09/13

隣とその隣の家族に翻弄される主人公

コの字型に配置された3件の一戸建て家屋……その中庭を主な舞台とした淫靡な物語である。その家屋を仮にA・B・Cとすれば、Aに住む41歳の主人公に対してBに住む人妻(20代後半)とその夫の妹(義妹、23歳)がヒロインとなり、Cに住む男も絡んでくる複雑な関係。男3人に女2人という構成だ...

コの字型に配置された3件の一戸建て家屋……その中庭を主な舞台とした淫靡な物語である。その家屋を仮にA・B・Cとすれば、Aに住む41歳の主人公に対してBに住む人妻(20代後半)とその夫の妹(義妹、23歳)がヒロインとなり、Cに住む男も絡んでくる複雑な関係。男3人に女2人という構成だが、本来は蚊帳の外である主人公が次第に巻き込まれていく展開であり、残り4人の関係性に妙味を持たせているのが特徴と言えよう。終わってみれば人騒がせな顛末なのだが、主人公の妻が不在時の「事件」であることも併せた秘め事チックなテイストが退廃的ないやらしさを漂わせている作品でもある。 二見文庫の橘作品らしいシリアスさが若干の謎解きを含んで展開するのは読み応えがあり、良好なシチュエーションと淫猥さが宿った官能描写も申し分無し。そもそも2人のヒロインそれぞれが抱える「表と裏」が官能の根幹を成しており、話が進むに連れて交姦の寝取り・寝取られも見られるのだが、これにも意味があるものとなっている。巻き込まれながらも傍観者として狂言回しの役をも担っている主人公が図らずも炙り出す登場人物達の生い立ちは禁忌で淫らに爛れていながらも哀しい。

DSK

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