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「即興詩人」の旅 講談社+α文庫
定価 ¥921
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/10/20 |
JAN | 9784062813174 |
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「即興詩人」の旅
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「即興詩人」の旅
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
アンデルセンが書き、森鷗外が雅文体に翻訳した、ということだけ習って知っていた名作「即興詩人」。舞台はイタリアだということも知りませんでした。引用文はみやびやかで音楽的です。安野光雅さんが描く、物語ゆかりの名所が本当に素敵! で、「即興詩人」を読むかというと、ぶっちゃけ微妙です。分...
アンデルセンが書き、森鷗外が雅文体に翻訳した、ということだけ習って知っていた名作「即興詩人」。舞台はイタリアだということも知りませんでした。引用文はみやびやかで音楽的です。安野光雅さんが描く、物語ゆかりの名所が本当に素敵! で、「即興詩人」を読むかというと、ぶっちゃけ微妙です。分かりやすい現代語訳から入るほうが無理がないかな(←弱気)。この本は、アントニオの足跡を訪ねる旅がメインだから、登場人物の思いや生き方は全文を読んでこそ分かるものですよね。
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即興詩人のストーリーに沿って、画家本人が旅をしながら、イタリアの名所をスケッチした本。 即興詩人が読みたかったわけではなく、安野さんの絵が見たかったので買った。 物語のあらすじとともに、森鴎外の訳を引用しているので、なんとなくではあるけれど即興詩人がどんなストーリーなのか...
即興詩人のストーリーに沿って、画家本人が旅をしながら、イタリアの名所をスケッチした本。 即興詩人が読みたかったわけではなく、安野さんの絵が見たかったので買った。 物語のあらすじとともに、森鴎外の訳を引用しているので、なんとなくではあるけれど即興詩人がどんなストーリーなのかはわかる。でも画家本人は、これを読んだからと言って即興詩人を読んだ気になって欲しくない、と断っている。あくまで紀行画文集として楽しむ本だ。 画集としてはとても良い。安いし。即興詩人のストーリーを知らなくても、描かれている場所は有名なところがほとんどなので、絵だけ眺めていても楽しい。なんで表紙に中の絵を使わないのかが不思議だ。 美しいという鴎外訳の即興詩人を読んでみたくなったけど、引用されているような文章が延々と500ページ近くも続くのかと思うと読み通せる自信がない。 主人公のアントニオが初めてつくった即興詩を参考までに引用すると、こんな感じ。 「詩神は蒼茫たる地中海を渡り、希臘(ギリシャ)の緑なる山谷の間にいたりぬ。雅典(アテネ)は荒草断碑の中にあり。ここに野生の無花果樹の摧け残りたる石柱を掩へるあり」 美しい。でも、あきらめる。
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