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貧困の正体
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2009/10/23 |
JAN | 9784791765072 |
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貧困の正体
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
世界の貧困問題について。特に食料・農業の面からの考察が深くて面白かった。この領域は本当に各人が色々な考えをもっていて、勉強すればするほど多くの視点が持てる。
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前々から気になってて、読んでみました。 途上国の貧困、特に最貧国の農民の貧困問題をグローバリゼーションの影響から考える本で。こういう着眼の仕方は今までもあたってきたから目新しかったわけではないんですが。 やっぱり、海外の企業に農作物を売ることで外貨を得ることはリスクが高い。だ...
前々から気になってて、読んでみました。 途上国の貧困、特に最貧国の農民の貧困問題をグローバリゼーションの影響から考える本で。こういう着眼の仕方は今までもあたってきたから目新しかったわけではないんですが。 やっぱり、海外の企業に農作物を売ることで外貨を得ることはリスクが高い。だって海外の企業が価格もどれだけ買うかもどれだけスーパーとかに卸すかとかも決めるんやもん。今は買い手の企業よりもスーパーの方に利益がまわってるらしいけど。 解決策として筆者が述べていたのは、 1.各国政府の独自の政策を決定する力を回復する 2.輸出志向を要求するのをやめる 3.農産物の国際価格を回復する 4.国際的サプライチェーンでの力の均衡を回復させる 5.国内農業と主食生産を支援する 6.とりわけ主食に関して、国内取引と地域貿易を推進する があげられてた。 これらは全部どこまで先進国・新興国の企業を規制できるか…でもそういう国際的な規制を決める場でも途上国はほとんど発言権がないということを考えると非常に難しい。 となるとやっぱり草の根運動(こないだ読んだ連帯経済の本に書かれていたような、農民自らが小さな地域で連帯して生産の協力基盤をつくっていく)かなぁ。そこに海外のNGOが援助するとか。 ガバナンスの問題もあるから国内政策の転換も望めないよなあ。 FAOとかの国際機関がもっと力を持っていれば。あーでもFAOでも先進国の発言力が強いんかな。知らんけど。 「重要なのは、農村政策は対外貿易からではなく食糧安全保障から出発すべき」というのにはうんうんと思った。 結局、先進国の農村も途上国の農村も貧しくなっていってるんやし。交易条件も悪化していってる。 ん゛ー、どこから手をつけていいのか。 供給管理もひとつの手なのかな…これ読んだだけではメカニズムがあんまりわからんかった。
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自由化政策によって、かえって貧困が進んだという分析は驚いた。でも、だからといって市場をコントロールして価格を維持させようという考えには賛同できない。 確かに、国家は企業ではないのでリスクをとって政策を打つことはあまりできないかもしれない。でも理想論かもしれないが、国全体としての生...
自由化政策によって、かえって貧困が進んだという分析は驚いた。でも、だからといって市場をコントロールして価格を維持させようという考えには賛同できない。 確かに、国家は企業ではないのでリスクをとって政策を打つことはあまりできないかもしれない。でも理想論かもしれないが、国全体としての生産性を高めないと、じり貧になるわけで、そのためにもある程度のリスクを持って政策を進めないといけないのではないかと考えました。
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