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「坂の上の雲」では分からない日露戦争陸戦 児玉源太郎は名参謀ではなかった
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 並木書房 |
発売年月日 | 2009/10/15 |
JAN | 9784890632497 |
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「坂の上の雲」では分からない日露戦争陸戦
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
NHKドラマ『坂の上の雲』は、司馬遼太郎が懸念していた通り、戦争が美化されすぎているのではないだろうか? そのことが知りたくてこの本を読んだ。そのことを知ることができるが、この本はけっこう難解だったりする。うーん、つづきはブログで・・・ http://pinvill.cocolo...
NHKドラマ『坂の上の雲』は、司馬遼太郎が懸念していた通り、戦争が美化されすぎているのではないだろうか? そのことが知りたくてこの本を読んだ。そのことを知ることができるが、この本はけっこう難解だったりする。うーん、つづきはブログで・・・ http://pinvill.cocolog-nifty.com/daybooks/2011/12/post-060b.html
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別宮氏による日露陸戦解釈。 全体的な流れとしては、日露戦争の勝因は、優秀な兵卒が、欠陥の多い上層部の戦争指導を支えたため、となる。 特に満州軍総司令部ができてからの戦争指導には疑問点が多いとする。総司令部の井口、松川両参謀は、戦術のなんたるかを知らず、参謀本部あって国を知らない姿...
別宮氏による日露陸戦解釈。 全体的な流れとしては、日露戦争の勝因は、優秀な兵卒が、欠陥の多い上層部の戦争指導を支えたため、となる。 特に満州軍総司令部ができてからの戦争指導には疑問点が多いとする。総司令部の井口、松川両参謀は、戦術のなんたるかを知らず、参謀本部あって国を知らない姿勢が、稚拙な作戦指導をさせたのだという。第二次大戦における参謀の暴走はこの時点が始まりだったという。こうした参謀の暴走を児玉源太郎などが何とかまとめ上げたのだという。しかし、その児玉にしろ、大山巌にしろ、軍人と言うよりは政治家であり、作戦指導という面では問題が多かったという。 伊藤博文が開戦賛成派だったこと、奉天会戦以後の日本軍の進出の不活発は国力以前に進出する意志がなくなったこと、など新知見もあった。 現代の官僚制度の弊害がこの時期からすでにあったとするほんの内容は、十分にうなずけるものがある。
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