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都市の自由空間~街路から広がるまちづくり
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都市の自由空間~街路から広がるまちづくり

鳴海邦碩(著者)

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都市の自由空間~街路から広がるまちづくり

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学芸出版社
発売年月日 2009/10/01
JAN 9784761524715

都市の自由空間~街路から広がるまちづくり

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2012/05/19

 副題が街路から広がるまちづくりとなっていたので、土木からの指摘からなと思っていたら、読み出したら、著者が鳴海先生なので、そんなことありえないなと思った次第。  これからは、大きな公共投資もできないので、今ある道路空間をうまくつかってにぎわいとかだしていく、新しくつくる被災地の...

 副題が街路から広がるまちづくりとなっていたので、土木からの指摘からなと思っていたら、読み出したら、著者が鳴海先生なので、そんなことありえないなと思った次第。  これからは、大きな公共投資もできないので、今ある道路空間をうまくつかってにぎわいとかだしていく、新しくつくる被災地の道路なども、できるだけスケールを小さく、みんなで集えるような空間設計を考えて、それと人口が減っていって空き地がでてきたら、そのまま森に返せるような区画道路設計とかできないか、という問題意識をもっている。  なるほど勉強になった情報。 (1)江戸時代は、街路の全体の管理は道奉行が行ったが、木戸のうち、すなわち町内の具体的管理は自治会にまかされていた。(p70)  今は、道路は道路法と道路交通法でがんじがらめだが、木戸とか、自治会で管理する広場的な空間の可能性が必要だと思う。 (2)基町の高層の自由空間はうまくつかわれていない。(p161)  確か、芦屋にもあったけど、同じく閑散としていた。これは人が風が強いし集まりにくい感じ。ちょっと無理な空間。 (3)鳴海先生は商店街のアーケードを積極的に評価されているが、現在は維持管理費を商店街が十分にだせなくて、かなりひどい状況のものが多いので、それぐらいなら撤去した方がいいかなとも思う。  なお、高松丸亀の事例も、もう少し、継続的に事業が拡大できるか注意が必要。

Posted by ブクログ

2010/02/02

都市の中の「自由空間」に焦点を当てた本。 タイトルでは「街路」という言葉が用いられているが、それよりももっと広い概念として取り扱われているように思う。 住居でも店舗でもない空間、というくらいに。 前半では、「自由空間」の成り立ちについて、歴史的に解説している。 狩猟をはじめた人...

都市の中の「自由空間」に焦点を当てた本。 タイトルでは「街路」という言葉が用いられているが、それよりももっと広い概念として取り扱われているように思う。 住居でも店舗でもない空間、というくらいに。 前半では、「自由空間」の成り立ちについて、歴史的に解説している。 狩猟をはじめた人類が「何故自由空間を必要としたのか」まで辿って、何故の推定、そして「自由空間」の分類が行われている。 これが、「自由空間」を見る良いフレームワークになっていると思う。 事実、その概念化共に、発見が多い。 しょうがないのかもしれないが、現代の「自由空間」の事例紹介で、歴史的な分析から導き出したフレームワークが完全におざなりになっている嫌いがある。 ここも、事例は非常に豊富なんだけれど。 一方で、第5章以降では、最初のフレームワークを良い感じで現在に当てはめられているように思う。 例えば、集合住宅のデザインに、「アイデンティティの為の空間」と言うような、狩猟集住時代に通じるコンセプトを見出す、など。 この点に、この本1冊通してのまとまりや納得感、言ってしまえば「カタルシス」のようなものも感じられる。

Posted by ブクログ

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