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虚人のすすめ 無秩序を生き抜け 集英社新書
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虚人のすすめ 無秩序を生き抜け 集英社新書

康芳夫【著】

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虚人のすすめ 無秩序を生き抜け 集英社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2009/10/21
JAN 9784087205138

虚人のすすめ

¥220

商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

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2024/09/25

#27奈良県立図書情報館ビブリオバトル「嘘」で紹介された本です。 2013.4.20 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-952.html?sp

Posted by ブクログ

2017/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

多くの人にとっては夢想するだけでも珍しいような非日常のものごとを、現実に浮かびあがらせてしまう、実現してしまうのが、伝説レベルの興行師の仕事です。鋭い思いつきを元にして、でもどっちに転ぶかわからない状況でも勝負するときはし、うまくいけば大金を手にし、銀座なんかでぱあっと使い、また次の、世間をあっと言わせるようなイベントの開催に、頭や感性を使う。失敗すれば、夜逃げしたこともあるといいます。日本初のインディ500の開催、モハメド・アリの世界戦の日本開催、ネス湖のネッシー探検隊、アラビア魔術団の日本全国での興行、人間とチンパンジーのハイブリッドかと謳われた、オリバー君の来日、大物歌手トム・ジョーンズの日本公演、などなど、これらを著者は立案し遂行しました。一時代を盛り上げ、楽しませたのは間違いないですね。フィクションみたいなものも混じっていますから、マジメなひとからすると、こんなの詐術だ、ということにもなるでしょうね。虚人というのは、「実業」に対する「虚業」という言葉から著者が発展させた言葉だそうです。虚業は、大宅壮一というジャーナリストが言いだした言葉。投機的金融経済、それに群がるマスコミ、広告代理店、時代の徒花のような芸能人や文化人を、揶揄を込めて、虚業、および、虚業家と呼んだということでした。著者は、虚業家とはまた別種である虚人の生き方こそ、現代のようなノールールにどんどん向かっていく世界で生きていくための生き方なんじゃないかとしています。「虚」とはゼロということで、その「虚」のゼロとしての本質に無自覚であるのが虚業家で、ゼロであることがなんらかの按配で露呈されたときに、パニックをおこさない、つまりゼロに自覚的であるのが虚人であるとしている。さらに、酔狂ともいえるロマンや夢を持つことが大事なのだ、それこそが虚人だ、と言っています。ゼロであること知っていながら、そこに「無」ではなく「有」を出現させ、熱狂をつくる。国際暗黒プロデューサー・康芳夫さんの根本姿勢ってそこなんですね。

Posted by ブクログ

2015/04/17

前著「虚人魁人康芳夫」と仕掛けたイベントについての内容はかぶるが、著者の哲学がより前面に出ているのがこの本である。イベントの詳細については前著の方が断然詳しいので、本書、前著、および「箆棒な人々」の3冊は康芳夫理解セットとして必読。

Posted by ブクログ

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