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日本フリージャズ史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2002/04/11 |
JAN | 9784791759569 |
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日本フリージャズ史
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
★60年代 富樫雅彦と唐十郎と足立正生を新宿の三大天才と呼ぶ 石原慎太郎・裕次郎兄弟に津川雅彦や北原三枝の若さが弾ける『太陽の季節』の続編、中平康の映画『狂った果実』(1956年・原作/石原慎太郎)が50年代末からのフランス・ヌーベルバーグの俊英トリュフォーに多大な影響を与...
★60年代 富樫雅彦と唐十郎と足立正生を新宿の三大天才と呼ぶ 石原慎太郎・裕次郎兄弟に津川雅彦や北原三枝の若さが弾ける『太陽の季節』の続編、中平康の映画『狂った果実』(1956年・原作/石原慎太郎)が50年代末からのフランス・ヌーベルバーグの俊英トリュフォーに多大な影響を与えたことはよく知られていますが、1960年代後半、疾風怒濤の時代に先鋭的に突出した日本フリージャズ=山下洋輔・富樫雅彦・阿部薫・近藤等則なども、世界を牽引した独自の表現でした。 本書はその初期から現代に至るまで、ともにミュージシャンと格闘して常に開拓の先頭に立ってきた副島輝人が激白する、当事者でしか書けない貴重な記録で熱く演奏した前衛たちの軌轍です。 中でも私にとって忘れられないひとり、日本のフリー・ジャズ・シーンを牽引し駆け抜けた富樫雅彦は、存命なら今年で72歳、1940年3月22日に東京で生まれましたが、残念ながら2007年に67歳で亡くなったジャズドラマー、ジャズパーカッショニスト。 遅れてきた世代の私たちは、天才的な演奏者を目の当たりに出来ない不幸に見舞われているのはこれはどうしようもないことなのですが、伝説のテナー・サックス奏者の武田和命も、革命的アルト・サックス奏者の阿部薫も、そしてこの天才の名をほしいままにした富樫雅彦も、実際に目の前で聞くことが出来なかったことは悔しさを通り越して無念とさえいえます。 そしてその無念という言葉は、私の場合に二重の意味で使わなければならないものなのです。というのは、とても恥ずかしい話なのですが、1970年に事故で下半身不随になった富樫雅彦が、1年半後に奇跡的な復帰を果たして佐藤充彦らと結成したJJスピリッツの1994年の演奏を、実は幸運にも中学生の私は新宿ピットインで目の前にしていたのですが、連日の徹夜読書のために、たぶんその時はトーマス・マン『魔の山』だった記憶がありますが、とんでもない睡魔に襲われて爆睡してしまって、せっかくの大音響のガンガンのエネルギッシュな演奏を、まったく聞くことができなかったのでした。 この千載一遇のチャンスを逃したことは、本当に返す返すも残念で仕方ありません。 思い出したら、また悔しさが蘇ってきて涙が出てきました。
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当事者たちの貴重な証言の数々は非常に興味深くて、最後まで飽きませんでした。 日本独自のフリージャズ解釈が生まれた謎の一端が垣間見えたような気がいたします。
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非常に貴重な、日本におけるフリージャズの歴史と変遷。 富樫雅彦・高柳昌行・山下洋輔・阿部薫らの 陽と陰が克明に記録されている。 資料として一読の価値あり。
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