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ねこシス 電撃文庫
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伏見つかさ【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング
発売年月日 2009/10/08
JAN 9784048680714

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商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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2018/11/27

人間として生きていくか、猫に戻るかをお試し期間1週間で決めることを求められた猫又の娘美緒のお話。 ネットで『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の原形はこれ、みたいな情報を見かけて買ってみたのですが、あとがきにそのあたりの経緯がきちんと載っていました。少し長くなりますが引用してお...

人間として生きていくか、猫に戻るかをお試し期間1週間で決めることを求められた猫又の娘美緒のお話。 ネットで『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の原形はこれ、みたいな情報を見かけて買ってみたのですが、あとがきにそのあたりの経緯がきちんと載っていました。少し長くなりますが引用しておきます。 -------------------------------------------------------- 本来は筆者が一年ぶりに発表する新シリーズとして、二〇〇八年夏ごろに文庫化する予定だったのです。“だった”というのは、そうはならなかったという……意味で……。 『俺の妹〜』でイラストを担当してくださっているかんざきひろさんも、元々は『ねこシス』のイラストを描いていただくために、担当編集氏が、『世界一可愛いネコミミを描く人』というコンセプトで探してきた人だったんですよ。 それがまあ色々とありまして。 新企画『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が立ち上がり――設定やキャラクターの一部が継承されることとなりました。 --------------------------------------------------------- ということで、この本(の一部)は間違いなく「俺妹」の原型であるようです。継承されているキャラクターや設定は、ほとんど次女の千夜子から黒猫へ、でしょうね。 「俺妹」が気に入ったから関連するコンテンツを全部買う、という意気込みでこの本に触れた自分としてはまずはその千夜子を追う形で読むことになりました。 「俺妹」を知っている人なら100人中100人がその千夜子の描写を呼んで、即座に黒猫を思い起こすでしょう。それほど黒猫の「原型」っぽい千夜子ですが、外見とコスプレ趣味と痛い言動、見ているアニメと下に妹が2人いるという設定などは黒猫その人ではありますが、交際を申し込んだ男子に偽悪的にオタク趣味を開陳する開き直りっぷり、クロちゃんや妹2人に対するツンデレっぷり、大活劇でのはじけっぷりなど性格はどちらかといえば桐乃っぽく描かれています。結果、桐乃っぽい黒猫というねじれたキャラの活躍を大変楽しく読むことができました。 ただ、一冊のラノベとして面白かったかというと、上に引用した後書きから伺い知れるとおり、いまいちです。 何といってもヒロインであるはずの美緒のキャラが立っていません。立っていないどころか、彼女より先に人間になった妹の鈴との区別がつかないんです。髪の毛に反映されている猫だったときの毛並み、猫又であるという事実を知っている友達の存在、そして、強大すぎるという伏線が敷かれている美緒の魔力など、キャラ付けする要素はあるものの、同じくらいの年恰好であること、状況に流されるだけの行動指針などを引っ繰り返すことはできていません。いっそのこと双子にしてしまったほうが良かったのかもしれません。 出版に当たってあまり恵まれているとはいえない状況だからなのか、ラノベとしては重要な要素であるはずの口絵や挿絵が非常に少ないこともキャラが立っていないことに拍車をかけています。(でも、表紙のイラストを見ても美緒と鈴の区別ってつけにくいので、一般のラノベ並みにイラストが豊富であったとしてもやっぱりキャラが立ったかどうかは疑問です) さらにもう一つ。 自分は人間としての振る舞いがまだ身についていない美緒の行動を見て(読者が)ニヤニヤするという構造が嫌いなのです。 【努力・友情・勝利】のうち「努力」を省いて主人公(や読者)がヒーローになれる構造として、異世界ものがあり、現代日本の常識が通用しない存在が現代日本に放り込まれるという構造はこの異世界ものの一つの派生形です。 例えば留学してきた外人さんに日本語と日本文化を教えたり、ずっとお屋敷に閉じこもって暮らしてきたお嬢様に庶民の振る舞いを教えたり。 神社での参拝の作法やコンビニでの買い食いの仕方を教えるだけでお手軽にヒーローになれるお話ってそこらじゅうにあふれていていい加減食傷気味です。それに、そんなことでヒーローになったってうれしくもなんともないじゃないですか。 こんなことを思っていると、平気ですっぽんぽんでそのあたりを歩いていたり、「交尾したいと思わないのですか?」なんて口走ったりする美緒を微笑ましく見守って素直に萌える気持ちにはなれませんでした。 千夜子は桐乃と京介の板ばさみになって悩んでいた「俺妹」との黒猫は違い、ヒーローになってはじけ、クロちゃんといちゃいちゃしてのびのびと人間ライフを満喫していますので、黒猫推しの人はファンアイテムとして買ってもいいのではないでしょうか。

Posted by ブクログ

2016/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『俺妹』のプロトタイプとして位置付けている伏見氏。 猫又4姉妹のホンワカなお話。 長女、かぐら(白猫) 次女、千夜子(ちやこ・黒猫) 四女、鈴(りん・三毛) 三女、美緒(みお・トラ) この美緒がヒト化した時からのお話。 人間の友達ひかりにバレたりして。 人間の良い所、悪しき所を見定めて。 一週間のお試し人間化を経て、美緒はまだ人でありたいと願う。 これと言って小難しい事がないのでサラッと読めます。 次女の千夜子が『俺妹』の黒猫。 うん、そうでしょうとも。

Posted by ブクログ

2012/08/13

俺妹で有名な伏見つかささんの俺妹以前の作品。人間の世界で暮らす猫又4姉妹のお話。いきなり地球が滅亡しそうになったり、異世界から敵が攻めて来たりするような大きな事件はなく、姉妹が人間として人間界で右往左往しながらも楽しく暮らしていく日常を描いている。本作に出てくる千夜子は、そのまま...

俺妹で有名な伏見つかささんの俺妹以前の作品。人間の世界で暮らす猫又4姉妹のお話。いきなり地球が滅亡しそうになったり、異世界から敵が攻めて来たりするような大きな事件はなく、姉妹が人間として人間界で右往左往しながらも楽しく暮らしていく日常を描いている。本作に出てくる千夜子は、そのまま黒猫そのもの。それもそのはず本作は俺妹のプロトタイプらしい。一応、別作品なので、千夜子は黒猫ではないです。あくまでパラレルな世界観を楽しむ程度にしましょう。俺妹ではなく、この作品がシリーズ化されていた世界があったかもしれない。

Posted by ブクログ

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