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愛しの猫プリン ポプラ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2009/10/05 |
JAN | 9784591111956 |
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愛しの猫プリン
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
同著者の「猫の形をした幸福」がとても良かったので、エッセイも読んでみた。先日読んだ「にゃんこ本100選」にも載っていた。 「猫の形をした幸福」のモデルになったノルウェージャンフォレストキャットの「プリン」との暮らしが綴られている。猫と暮らしている読者なら「うんうん、そうそう」と思...
同著者の「猫の形をした幸福」がとても良かったので、エッセイも読んでみた。先日読んだ「にゃんこ本100選」にも載っていた。 「猫の形をした幸福」のモデルになったノルウェージャンフォレストキャットの「プリン」との暮らしが綴られている。猫と暮らしている読者なら「うんうん、そうそう」と思いながら読めること間違いなし。 突然アメリカで暮らし始めることになり、英語やコミュニケーションの仕方などを次第に習得していく著者の体験も興味深かった。
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アメリカ人の夫、グレンさんが大学院に通うために一緒に渡米した小手鞠るいさんのエッセイ 言葉もわからず、知人もいない、冬になると、深い雪に閉ざさるイサカでの生活。 そこへ、SPCA(アメリカ動物虐待防止協会)からもらってきたノルウェジアン・フォレスのねこプリン(プディング)がや...
アメリカ人の夫、グレンさんが大学院に通うために一緒に渡米した小手鞠るいさんのエッセイ 言葉もわからず、知人もいない、冬になると、深い雪に閉ざさるイサカでの生活。 そこへ、SPCA(アメリカ動物虐待防止協会)からもらってきたノルウェジアン・フォレスのねこプリン(プディング)がやってきて プリンのお陰で日本人の親友ができ、英語が上達し、地域社会にも馴染めた。 グレンさんが大学院を卒業し、小さな翻訳会社を設立して、ふたりが気に入ったまち、ウッドストックへ ニューヨーク州イサカという都市(11月~翌5月まで降雪有)やウッドストックのこと 海外で生活するということ その生活の様子を読んで知ることが楽しかった わたしも猫派で、飼えるんだったらロシアンブルーと思っていたけど ノルウェジアン・フォレス も可愛い♡
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最近読んだアンソロジーで名前を知り、他にも何か読んでみようと思った作家。しかしwikipediaを見たところ、どうやら恋愛小説が多いらしい…私は恋愛小説が苦手です。そういえば件のアンソロジー『本をめぐる物語』に収録されていた小手鞠るいの作品「ページの角の折れた本」に登場する男性は...
最近読んだアンソロジーで名前を知り、他にも何か読んでみようと思った作家。しかしwikipediaを見たところ、どうやら恋愛小説が多いらしい…私は恋愛小説が苦手です。そういえば件のアンソロジー『本をめぐる物語』に収録されていた小手鞠るいの作品「ページの角の折れた本」に登場する男性は恋愛小説がダメという設定でした。そういう人、少なくないのでは。 で、wikipedia。恋愛小説の他に、猫を題材にした本も多いとあります。大の猫好きなんだとか。私も猫を飼っていますから、こちらなら楽しく読めそう、と借りてきたのが本作。 失敗しました。これ、エッセイですね。よく確認もせずに「猫!」と脊髄反射で選んでしまったのです。私はノンフィクションにも興味がありません。私にとって読書=小説です。なのにエッセイ。でもせっかく借りてきたので読みました。 結論から言えば、とても面白かったです。作者の慣れない海外での暮らしと、家族の一員である猫についてを、バランスよく描いている一冊でした。きっと、猫のことにあまり触れなくても、渡米、言葉の壁、差別、たくさんの出会い…と、たくさん書けることはあるはずで、けれどそれは重たく苦しいテーマになりがちでしょう。それを、あくまで愛しい家族の一員、ノルウェージャンフォレストキャットのプリンを中心に描くことで、とても微笑ましく優しい文章になっています。作中で小手鞠さんは、猫についての英語の本を読破したり、町の人と会話できるようになったりと、大好きな猫をきっかけに異国での暮らしに少しずつ馴染むことができたと仰います。私もこの本を、猫をきっかけに読んでみようと思い、そこからアメリカという国の人々や文化、そこでアジア人として生活することの一端を垣間見て、興味を持つことができました。何かを知ろうとか、新しいことをはじめようと思った時には、好きなことから視野や関係を広げてゆくのが近道なのだろうと思います。 猫に関する描写は「あるある!」と思うこともあれば「それはどうなの…?」と心配になることまで。たとえば前者は、プリンが大変なグルメで気に入らない餌はどんなに空腹であろうと口にしないシーン。後者はプリン以外の猫についても含みますが、猫に人の食べ物を与えたり野外を自由に歩かせたりするところ。もちろん、日本とは手に入る餌の種類や街の環境の違いがあるはずですから一概に悪いとは言えないのでしょうけれど、完全室内飼育を選択している人間からすると不安な表現もありました。とは言えプリンは14歳まで生きたそうですから全く野暮な心配です。 そうそう、作中にはやはり猫を描いた本がいくつか登場します。紹介の仕方がとても上手で興味を惹かれます。そちらも併せて読んでみたいと思いました。
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