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三国志(第三巻) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/10/08 |
JAN | 9784167259235 |
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三国志(第三巻)
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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
董卓、袁紹、袁術、曹操、孫堅!!の3巻。 弘農王妃のエピソードがせつなかった。 劉備と関羽、張飛の扱いがちょっとしょぼい(^_^;) 4巻以降に期待!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ようやく、知っている三国志の時代に入ってきました。 皇帝を私物化した董卓はもちろん大悪党だと思いますが、董卓が出てくる以前から、皇帝も皇后も皇太子も権力争いのための旗印にすぎず、倫理観の欠如している人たちにとっては、国を動かしてうまい汁を吸うための人質にすぎなかったのが、霊帝の何代か前からの実態なのでした。 もう、霊帝の無能さと言ったら、朱理に「上に立つ者が無能なのは、それだけで罪だ!」と怒鳴って欲しいくらい。 *どっかのネットまんがで『BASARA』がミステリ・サスペンスに分類されていたけど、『ミステリと言う勿れ』に引っ張られた? その割に『7SEEDS』は冒険ものでした。 曹操は、見る人が見たら「この人が次の世をつくりあげる人だ」と思うほど、なんらかのオーラを出していたようですが、董卓の目に留まって出世してしまって、万が一気まぐれで処刑されたら大変だ、と、さっさと中央から官を辞して逃げ出してしまいます。 そういう目端の利くところが、曹操の曹操たる所以と思います。 が、ちびで貧相な体つきだったので、見ない人が見ると、「け…」って感じでもあったようです。 そういう人には、ナポレオンを見ろ、と言って差し上げたい。 反董卓軍が袁紹のもとに集まりますが、誰も動き出そうとはしない。 一番に動いて貧乏くじを引きたくないからだ。 曹操はあえてえりすぐりの少人数で参集したものの、動かない軍勢にうんざりして、少人数で董卓に向かい、惨敗します。 しかし、この戦いの中で、戦を指揮するということを体幹としてつかんだ曹操は、次回を期して戦場を去ります。 袁術のもとから戦いを挑んだのは孫堅で、こちらは大勝します。 が、孫堅は袁術に、何か胡散臭いものを感じ始めます。 この袁紹・袁術というふたりの袁氏が一応のリーダーなのですが仲が悪く、袁紹は決断力に欠けるし、袁術は目先の利益にこすっからい。 そんなわけで、この二人が二人とも、そのために大きなチャンスを逃します。 歴史は一応彼らにも天下取りのチャンスを与えたのです。 それをつかめるかつかめないかで、大きく歴史は変わっていくのですが。 劉備は相変わらずガラの悪い男達(関羽と張飛)を従えてふらふらしていますが、公孫瓚に拾われて黄巾軍とたたかい快勝します。 それより大事なことは、ここで趙雲と出会ったこと。 ”劉備に仕えるむずかしさは、劉備の左右にいる関羽と張飛の存在が大きすぎて、腹を割って話をすることができぬことである。劉備はまるで旨い酒を売っているのに猛犬がいるため客が寄りつかぬ店のようなものである。それでは関羽と張飛より能力においてまさる者は劉備に仕えようとしないであろう。すると能力の低い者しか劉備のもとに集まらないことになる。” なるほどね。
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おなじみの三国志の世界に近づいてきました。 武人・孫堅がかっこいい。 雄飛前の曹操の日々も興味深い。 三国志には、当然、群像が描かれる側面もあるけど、宮城谷さんの三国志の主役は曹操かな。
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