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明智小五郎読本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 長崎出版 |
発売年月日 | 2009/10/10 |
JAN | 9784860953591 |
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明智小五郎読本
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
ここまで調べあげた作者の労力が本の熱さと厚さに滲み出ています。値段は高いが江戸川乱歩、明智ファンなら買いでしょう、
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「我らが明智小五郎! 天知茂物語」がお勧めコンテンツ。半生記から貴重なドラマの逸話までみっしり詰まっている。あと、美女シリーズ撮影時の知られざるエピソードもいくつかあって楽しめた。トランポリン…「黒水仙の美女」見直さないとなあ(謎)
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幼稚園から小学校低学年の頃、夢中になって江戸川乱歩とりわけ少年探偵団ものをむさぼり読んでいた私は、乗り気でない級友たちを集めては、少年少女探偵団なるものを結成して、自分は小林芳雄少年の妹で小林芳子少女だという設定で、放課後から暗くなるまで街中のあちこちで、探偵ごっこに明け暮れてい...
幼稚園から小学校低学年の頃、夢中になって江戸川乱歩とりわけ少年探偵団ものをむさぼり読んでいた私は、乗り気でない級友たちを集めては、少年少女探偵団なるものを結成して、自分は小林芳雄少年の妹で小林芳子少女だという設定で、放課後から暗くなるまで街中のあちこちで、探偵ごっこに明け暮れていました。 家では、のちに古本屋でゲットした桃源社の江戸川乱歩全集18巻と講談社版全25巻、それに同じく講談社版の推理文庫全66巻などを読んでいましたが、やはり何といっても、いちばん熱中したのは学校の図書館にあったポプラ社版の少年探偵シリーズ全46巻でした。 アスファルトに染みついた車にはねられた猫のものか絵具かわからない血痕らしきものから事件発生のきっかけをつかみ、落ちている吸殻から犯人を推定し、定刻で帰宅する近所のおっちゃんや八百屋のおばちゃんを巻き込んで聞き込みに励んで、犯人の特定を急ぎ、ついに路地裏の空き地に追い込んだと思いきや、そこに定住していそうな浮浪者のおっちゃんの証言では、昨日今日と具合が悪くて一歩も外へは出歩いてはいないとのこと、死体なき殺人事件も遂に迷宮入りかと頭を抱えているちょうどその時、芳子ちゃん、もう御飯だよ、帰っておいで、のひとことで現実に引き戻されて家路につくのでした。 そのときの、明智小五郎の具体的なイメージは、もちろん大好きな渋い名優・天知茂でしたが、現実的な配役はなしで、いつもトランシーバーを通しての会話をするだけという設定で、私のひとり芝居でした。 それはともかく、この本は厚さ22センチもあり973頁に及び、値段も破格の8,190円という、とてつもないものすごいボリュームの本ですが、ありとあらゆる明智小五郎の登場する作品について詳細なデータ満杯で、編者の住田忠久の情熱がほとばしる、豊饒の明智小五郎とでも呼んでみたい、けっして飽きることがないワクワクする本です。 余談ですが、高価な本ということでは、今までミハイル・バフチン(川端香男里訳)の『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化』(せりか書房)が6,825円とか、清水寛編著『日本帝国陸軍と精神障害兵士』(不二出版)が6,090円で、最近では小熊英二『1968』(新曜社)が上下とも7,140円でしたが、本書はそれを上回る価格なので、とんでもない出費です。ほんとに貧乏人泣かせの馬鹿高い本には困ったものですね。
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