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名探偵の大発見 フェレット物語 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/09/28 |
JAN | 9784102159064 |
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
とんでもない大発見で、フェレットたちが古代において味わった悲劇と決断が明らかになるフェレットシリーズの最終巻。 これまでの4巻とはすこしトーンが違って、ここではリチャード・バック自身が思い切り自分の憤りと理想とをぶつけている。 文明はなぜ滅びるのか。 そして、それを食い止める方法はあるのか。 もう70歳を超えたリチャード・バックは夢見ている。 その方法はある、と。 しかも、たった一匹のフェレットの行動がすべてを変えることだってできるのだ、という夢をリチャード・バックは見ている。 主人公の名探偵シャムロックが、フェレットの隠された歴史を発見してそういうことが明らかになるのだが、「働くこと」についての物語も健在だ。 このお話では、セレブというものが担う役割が描かれている。 シャムロックは名探偵ナツメグに憧れて探偵になったが、事実はそれ以上のもので、じつはナツメグはずっと以前からシャムロックを知っていて、幼いころから好奇心旺盛だったシャムロックに秘かに百科事典『知識の前足』全30巻を送ったのがナツメグだったのだ。 そして、世紀の大発見をし、過去のフェレットたちがどんな決断をして、この世界を作り上げたのかを知ったとき、有名人になることを嫌い、ためらっていたシャムロックは物語の最後ではっきりと悟る。 「子どもたちには見つけられるだけたくさんのお手本が必要だわ。ナツメグが私のお手本になってくれたように。私も誰かのお手本になれますように」 そして、シャムロックは勘の鋭い少年オリバーに『知識の前足』をこっそり送るべく準備をするのでした。
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SF的要素を絡めた名探偵のお話。 名探偵なんだけど 推理よりも超能力に頼っている感が 強すぎてとても残念。 身近なことに疑問を持って接することを 続けても、過去を透視することは 普通の人にはできないからなあ。 読んでも励みにしづらかった。
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フェレット物語最終章です。 「名誉なことではない」ことで世界はできてた。その事ばかりが歴史に残る。 楽しいことより辛い事のほうが残ってる気がする。不名誉な事ばかり。 「礼儀」という言葉を大事にしすぎなければ、もっと普段にありふれていたら、どれだけ世界は美しかったんだろうなぁと思い...
フェレット物語最終章です。 「名誉なことではない」ことで世界はできてた。その事ばかりが歴史に残る。 楽しいことより辛い事のほうが残ってる気がする。不名誉な事ばかり。 「礼儀」という言葉を大事にしすぎなければ、もっと普段にありふれていたら、どれだけ世界は美しかったんだろうなぁと思いなおしたり、 でもなんだかこの壊れかけていたり、満ち足りていないものに感じる思いを、ヒトはそれが時々みえる世界の美しさだと感じているんじゃないかと、ふと思ったりもしました。 名誉でないことを邪悪だとしても、それを忘れないように、ちょっと美化している所があったりする所がヒトらしいというか…。 いや、でも邪悪なものは良くないです。破壊を楽しんでいるわけではありません。うん。 ちょっと難しく考えた一冊でした。 とても大好きなフェレットたちばかりでした。 また彼や彼女らが「最高の正義」を選んで生きている世界を見てみたいです。
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