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ティナの明日
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ティナの明日

アントニオマルティネス=メンチェン【著】, 宇野和美【訳】

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ティナの明日

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あすなろ書房
発売年月日 2009/09/23
JAN 9784751522127

ティナの明日

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商品レビュー

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2013/01/23

戦後まもないスペイン。 地方都市に暮らすティナは、学校代表に選ばれる。 先生にはっぱをかけられ、がんばろうとするティナだったが、なかなか思うようにはかどらない。 そんなある日、すてきな男の人が現れて……。 世紀スペインの百冊の子どもの本」 に選ばれた本。

Posted by ブクログ

2010/09/30

1940年代スペインのセゴビアという地方都市が舞台。中学生のティナは毎日、家では親の手伝いばかりさせられて、勉強する暇もない。高校生の兄は奨学金をもらって高校にいき、親にも勉強しろと言われるのに。学校の先生から宗教コンクールに出場するように言われたティナが家で勉強しようとすれば、...

1940年代スペインのセゴビアという地方都市が舞台。中学生のティナは毎日、家では親の手伝いばかりさせられて、勉強する暇もない。高校生の兄は奨学金をもらって高校にいき、親にも勉強しろと言われるのに。学校の先生から宗教コンクールに出場するように言われたティナが家で勉強しようとすれば、勉強する暇があったら手伝いをして、と責められる。こういう状況がここにもあったのだ。謂われのない差別と偏見。内戦があったり、戦争で逃げ回ったり。ティナが出会った名前も知らない青年も同じ。彼の母親は老いてから魔女と近所の人から蔑まれ、寂しく死んでいった。聡明な少女ティナは出会ったいろいろなことに思い巡らしながら、大人になっていく。世界が平等になったと考えられている今、彼女のことを描いたこの本を読むことにどんな意味があるのだろう。一生懸命生きようとする少女の姿に、現代の若い人にも共感するものがあるのではないか。すぐに読んでしまえる短い話だが、含んでいる内容は重い。ティナの明日はどうなるんだろう?と、様々なことを考えるいい材料になるのではないかと思った。

Posted by ブクログ