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原始の神社をもとめて 日本・琉球・済州島 平凡社新書488
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2009/09/15 |
JAN | 9784582854886 |
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原始の神社をもとめて
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森に抱かれる原始の信仰は、日本列島でも朝鮮半島でも、国家や神道、儒教や仏教によって蹂躙されたり上塗りされてしまいがちで、今となってはその姿を窺い知ることが難しくなっている。しかし、沖縄の御嶽や済州島の堂(タン)には未だそれが色濃く残っているという。沖縄に御嶽を訪ねたくなった。本書...
森に抱かれる原始の信仰は、日本列島でも朝鮮半島でも、国家や神道、儒教や仏教によって蹂躙されたり上塗りされてしまいがちで、今となってはその姿を窺い知ることが難しくなっている。しかし、沖縄の御嶽や済州島の堂(タン)には未だそれが色濃く残っているという。沖縄に御嶽を訪ねたくなった。本書はまた、神道や神社を殊更に特別視するような言説に対する解毒剤にもなっている。勉強になった。
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宮古島旅行に行くことになり、本書を手に取ってみました。 済州の堂から、御嶽、神社へと思いを巡る旅。実際に足を使って見た内容からの考察は説得力を増す。 さらに御嶽について理解を深めるには、続編となる新書を手にすべきだろうか。 柳田國男に対しての興味まで抱かせる、私にとっての知...
宮古島旅行に行くことになり、本書を手に取ってみました。 済州の堂から、御嶽、神社へと思いを巡る旅。実際に足を使って見た内容からの考察は説得力を増す。 さらに御嶽について理解を深めるには、続編となる新書を手にすべきだろうか。 柳田國男に対しての興味まで抱かせる、私にとっての知的良書となった。 宮古島旅行も楽しかった。
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神社、御嶽、堂という(おそらく)同じような信仰心から発したモノが、長い時間を経てそれぞれの気候風土や文化の流入によって進化を遂げたり、はたまた絶滅したりする様は、生物の進化史に非常によく似ている。 また、こうして済州島や沖縄列島、日本列島に古い信仰の痕跡が残っているのも、島だから...
神社、御嶽、堂という(おそらく)同じような信仰心から発したモノが、長い時間を経てそれぞれの気候風土や文化の流入によって進化を遂げたり、はたまた絶滅したりする様は、生物の進化史に非常によく似ている。 また、こうして済州島や沖縄列島、日本列島に古い信仰の痕跡が残っているのも、島だからという理由が大きいのだろう。その点もまた生物の進化と多様性の歴史に近いものがあると思う。 そう思うに付け、神社と血を分けた兄弟たる堂信仰が忘れ去られていくことが痛々しい。大陸史は侵略と破壊の歴史だなぁと感じてしまう。 なんとか維持して貰いたいと、他人事ながらに思わざるを得ない。 神社の起源が縄文時代に遡る可能性がある事は知っていたが、幾重にも幾重にも、長い年月をかけて他所の信仰と混ざり合ったり、手法を取り入れたりした結果として今の「神社・神道」があるのだなと改めて思う。 「原始宗教」の残り香を微かに追いかけることができる点が、神道はやはり面白い。
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