電氣人間の虞

詠坂雄二【著】

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2009/09/19
• JAN: 9784334926793

商品レビュー

2024/06/20

「ラスト2行の衝撃」という帯文に惹かれて読みましたが、無鉄砲とも感じさせる展開の数々に幾度も翻弄されつつ辿り着いた結末は、まぁ確かに、衝撃なのかな、ある意味。企み云々は抜きにしても、この作者の人を食ったような書き振りはちょっとクセになるかもしれない。

2023/01/18

電気人間というある地域限定の都市伝説をテーマに論文を書こうとした女子大生が、フィールドワークの最中に不審死。心不全でどう見ても事件性はないが、続いて彼女が死ぬ前に会った老人、彼女の死を調べていた幼なじみの高校生も死体で発見される。果たして電気人間の仕業なのか。これらの事件を調べ始めた雑誌ライターは地下壕近くを調べ回る小学生と知り合い、謎を解こうとするが…という話。
先日『5A73』を読んだので久々に再読。細かいところはすっかり忘れていたがメインのネタはさすがに覚えていたので再読が楽しく、前回読んだ時より著者の趣向が際立って巧いなと思った。

2017/10/24

読了日2010/02
この作者の本は初めて。
表紙がかなりマニアックで引くけど、中身もかなりひねくれてて、単純な私の脳みそじゃぁ、理解するのが難しかった。
えっ？えっ？えっ？って感じで終わっちゃいました。
きっと、頭の悪い私には高度過ぎたのかも（笑）

たしかに、ラスト前の章のラスト一行は、「なにぃ～？！」って感じで前の章を思わずザーッと見直してしまったけど、全体的にぼんやりしてる感じ。
白黒はっきりが好きな私には向かなかったかな。