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武田勝頼 新装版(二) 水の巻 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/09/15 |
JAN | 9784062763875 |
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武田勝頼 新装版(二)
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
何年も前に武田信玄を読んで最後は物悲しかったのを思い出す。勝頼の物語も、辛いところから始まる。設楽ヶ原の合戦は負けるのは分かっているけど、名将が次々に討たれるのは辛かった。武田勝頼をきちんと描いていて、さすが新田次郎。
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長篠城を包囲した武田軍は、落城はもはや疑いなしというところで一旦攻城を止める。落とすのは簡単だが、そうすると高天神城を落とした時のように信長が進軍してこない可能性が高い。勝頼の出陣の主目的は家康とともに信長の勢いを削ぐことにあったから、信長が家康の援軍に出てきてくれないことには...
長篠城を包囲した武田軍は、落城はもはや疑いなしというところで一旦攻城を止める。落とすのは簡単だが、そうすると高天神城を落とした時のように信長が進軍してこない可能性が高い。勝頼の出陣の主目的は家康とともに信長の勢いを削ぐことにあったから、信長が家康の援軍に出てきてくれないことには目的を達成できなかった。 そして設楽ヶ原で両軍は対峙したわけだが、馬防柵や鉄砲隊の情報などから合戦に及んだ場合、相当の損害が考えられた。戦わずに引き上げるという手も武田軍には考えられた。しかし勝頼のもとには敵将の佐久間信盛が信長を裏切り、時期を見て武田軍に加勢する、との密書が届いていた。その証として部隊の配置などの重要情報ももたらされた。裏切りが真実ならば、武田の勝ちはもはや必然だった。 真田昌幸など信長の謀略を疑う者もいたが、結局は穴山信君を筆頭とした御親類衆の意見により、戦うことに決まった。 武田軍は正面から当たれば被害が大きいため両翼を破り背後に回り込もうとした。鉄砲には竹束の盾にして防ぎながら、柵を倒して進軍した。戦いは8時間にも及び、もう少しですべての柵を倒し、回りこめるところまで武田は押した。いつまで経っても裏切る気配のない佐久間信盛に対しても勝頼は謀略を確信し、攻める味方にも後詰めの兵力を投入しようとした。しかしここで、その後詰めの軍を指揮する穴山信君が勝頼の命に従わないという事態が生じた。信君は乱戦になっても佐久間の内応を信じ、後詰めの兵を割かなかった。 信君は信玄とも血筋の近い御親類衆の筆頭であったにも関わらず、後に裏切り武田を滅亡に追い込んだ悪人だ。この時はそんなつもりはなかったろうが、勝頼の采配をなめて従わず、自らの判断で兵を動かした。長篠に先立ち高天神城を落としたのは信君の業績なので、成功体験で図に乗っていたのかもしれない。このとき信君が命令に従っていたならば、武田は勝っていたかもしれない。 そうこうしている間に、武田の背後に回った信長の軍に挟撃され、武田は敗走を余儀なくされる。武田の名だたる武将が討たれ、甚大な被害を受けたのは、この敗走の時である。鉄砲隊に無謀な突撃を繰り返して被害を甚大にしたというのは迷信にすぎない。 佐久間信盛の内通の証拠(信長の謀略の証拠)として残っている史料はないので、事実かどうかはわからない。小説はこれがあったと仮定して長篠の戦いを描いている。 しかし穴山信君が命令に従わなかったのは確かなようで、高坂弾正などは敗戦の責任を問い切腹を命じるべきだと進言したようだ。しかし御親類衆の反発を恐れた勝頼は取り上げなかった。 このとき信君に切腹を命じていれば、あるいは武田の運命も別なものになっていたかもしれない。
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長篠の戦から御館の乱まで。 長篠の戦では、勝頼の無謀な指示により騎馬軍団を突撃させた…という甲陽軍鑑の記述に反した展開になっている。 長篠の戦いにおける鳶ヶ巣山砦の攻防から退却戦までと、その後の遠州での攻防では、メジャー級家臣団だけでない武田軍将兵にもスポットを当ててくれてい...
長篠の戦から御館の乱まで。 長篠の戦では、勝頼の無謀な指示により騎馬軍団を突撃させた…という甲陽軍鑑の記述に反した展開になっている。 長篠の戦いにおける鳶ヶ巣山砦の攻防から退却戦までと、その後の遠州での攻防では、メジャー級家臣団だけでない武田軍将兵にもスポットを当ててくれているので非常に読み応えがある。
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