ぶっちゃけ蒼井そら ベスト新書

蒼井そら【著】

• 販売会社／発売会社: ベストセラーズ
• 発売年月日: 2009/09/20
• JAN: 9784584122471

商品レビュー

2021/11/18

日本のみならず広くアジア圏で圧倒的な人気を獲得し、また深夜のヴァラエティ番組などにも出演していわゆる「セクシー女優」の活躍の場を広げたことで知られる著者のエッセイです。

少女時代の回想からはじまり、AV女優となった経緯や、仕事やプライベートでの出来事が、語られています。壮絶な過去などはなく、ヴァラエティ番組などで目にする著者のキャラクターどおりの彼女が、自分の仕事に真摯に向きあっている姿勢が示されています。もちろん「セル落ち」に直面したときに真剣に悩んだことなどのエピソードも含まれているのですが、そうした悩みも持ち前のキャラクターで乗り越えていったことが述べられていて、著者の前向きなすがたが読者に印象づけられます。

ひと昔前の「セル落ち」の厳しさについては、たとえば中村淳彦『職業としてのＡＶ女優』（2012年、幻冬舎新書）などで説明されていますが、著者が活躍をはじめたころから、すくなくとも視聴者の目に触れるところではＡＶ業界の「暗さ」が払拭されてきたということもあり、そうした現代的な「ＡＶ女優」あるいは「セクシー女優」の雛型となった著者のキャラクターが示されているという点で、興味深く読みました。

2014/06/17

AV女優の、蒼井そらさんの自伝。
こういう職業にも、きちんとプライドを持ってやっていて、すごいことやと思う。
一貫して、したたかに生きているひとやなぁという印象。

2013/11/04

苦悩や葛藤もあっただろうけれども、スゴイと思う。母親から「賛成はできないけれど、応援はする」の言葉は深いですね。