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書肆ユリイカの本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2009/09/15 |
JAN | 9784791764655 |
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書肆ユリイカの本
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
詩にはあまり縁がないのですが「書誌」の世界についつい引き込まれてしまいました。コレクター癖があるので、古書コレクションも危険な領域だなと思ったり。
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「本」そのものへの半端ではない情熱に降参。すごいなあ。こういう人を愛書家って言うんだな。いやもう参りました。私自身は古本を買おうとは全く思わないけれど、どういうわけか古本話は大好きだ。喜国雅彦をはじめとしてみんな「芸」になってる。
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伊達得夫のことは、つとに聞いていましたが、本当はメチャメチャ関心があるくせに、わざとそれほど熱心に詮索するということではなく、どちらかというと熱心に偶然の邂逅を待っているというスタンスできました。 でも、まだ海のものとも山のものともわからない初期作品を、原口統三・那珂太郎・中村...
伊達得夫のことは、つとに聞いていましたが、本当はメチャメチャ関心があるくせに、わざとそれほど熱心に詮索するということではなく、どちらかというと熱心に偶然の邂逅を待っているというスタンスできました。 でも、まだ海のものとも山のものともわからない初期作品を、原口統三・那珂太郎・中村稔・稲垣足穂・吉岡實・飯島耕一・大岡信・清岡卓行・入沢康夫などと、今や燦然と輝く名立たる詩人の資質を見抜いて、次から次へと詩集を出していった目利きのことが、知りたくないわけがありませんでした。 詩集をはじめ戯曲・翻訳・雑誌を出してきた小さな出版社・書肆ユリイカの13年間の軌跡が、伊達得夫たったひとりで成し遂げられた事業だったことも驚きですが、それに興味を持って、198点の書籍241冊そして80点の雑誌98冊を蒐集し遂げた、本書の著者・田中栞の情熱的なマニアックぶりにも感心します。 この本は、完全に徹底的に、本の内容ではなく、あくまで本の成り立ちや作り方や装丁、つまり外見にこだわって書かれた、本への愛に満ちたものです。 あの19歳で逗子海岸で自殺した原口統三の遺書『二十歳のエチュード』を手がけて、ベストセラーにしたことが創立のきっかけだったというエピソードも興味深いものです。
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