かわいいトーキョー・スイーツ

エディシォン・ドゥ・トーキョー【編】

• 販売会社／発売会社: エディシォンドゥパリ/アシェット婦人画報社
• 発売年月日: 2009/09/03
• JAN: 9784573020313

商品レビュー

2009/12/17

パリジャン＆パリジェンヌが東京で見つけた、お気に入りスイーツや御用達パティスリー。
パリと東京の両方を知るみなさんを虜にしたのは、どんな東京スイーツ？　

こういう異国の方々がセレクトしたスイーツ本は初めて。
ワクワク、興味津々。日本語とフランス語併記で、雰囲気たっぷり。ピンク基調。まず本の作りがいい。装丁勝ち。女の子受けしそうだ。東京とパリのエスプリもほんわかと添えて。

本書の一番の注目点はテーブル・コーディネイトかも。
もちろんセレクトされたスイーツも見目麗しき逸品ぞろい。たまらない。でもでも、なによりこんなコーディネイトでおもてなしいただいたら、感激するだろうなぁ。

そんなことを思いながら眺めていたら、映画「アメリ」を思い出す。魅惑のクレーム・ブリュレ〜、砂糖のカラメルを割って占う？

この本を夢みる少女や、麗しのサブリナたちに見せてあげたい。
筆頭を飾るのは「赤いフルーツのタルト」だ。昔のピクニック風景がグリーンの線で描かれたテーブルクロスの上に、脚付きレモンイエローのケーキ台。脇には、柄の色が緑と黄色のケーキサーバがさり気なく置かれている。ちゃんと色合わせしてる。そして、ケーキ台の上、純白のレースペーパーをお敷きになられ鎮座ましますのが、6種類のベリーがキラキラと輝く、主役の贅沢フルーツタルト様。なんという気品、そして威厳。ラフィネクリームのまろやかな酸味とシナモンの風味が絶妙なんだって。「ボナペティ！」の声が聞こえたら一気になくなりそうなお姿だ。東京で見つけたフレンチ・クラシックなのだそうだ。タルトといえばここ、という人気店の逸品だった。

そのほかのスイーツもみんなキュート。
テーブルウェアも、パステルカラーのギンガムチェック、花柄、ドット（水玉）など、特にクロス類は遊び心いっぱいに上手に使われている。ポップでカラフルだったり、上品に華やかだったり。最近見慣れてきた北欧デザインと違い、新鮮に映った。当たり前のようにこんなコーディネイトでおもてなしできたらいいだろうな。テーブルクロス、ランチョンマット、ナプキン、レースペーパー、食器、カトラリー。ただ見ているだけでもほんと楽しい。しあわせな気持ちになる。
「かわいい」という言葉が、この頃安易に使われすぎているので、なるべく使わないようにしていたけど、この本はやっぱりかわいい！　かわいいという言葉がぴったりだ。

【本書のコンテンツ】
1.おもてなしのスイーツ　週末のホームパーティは、パリジェンヌの恒例行事だとか。ほんと？！　テーブルクロスとナプキンは布製。ピシッとアイロンをかけて。お客様をおもてなしする非日常空間の演出。パリジェンヌの鉄則！
2.カフェのスイーツ　自分の部屋も同然カフェ。寛ぐ〜。待ち合わせ、読書、ひなたぼっこ。あま〜い香りとともにひとときを過ごす、お気に入りの一軒。自分空間。
3.こどものスイーツ　「パリのママンの手づくりおやつ」には笑った。バゲットに板チョコを挟んだら、ハイ出来上がり！　の超簡単チョコサンド。フランスの学校では、こどもにおやつを持たせないといけないのだそう。驚き。板チョコサンドにも驚き。
4.特別な日のスイーツ　記念日のスペシャルスイーツ。わぁ〜！！
5.おみやげスイーツ　パリジェンヌがこんな和菓子を選んだよ。へぇ〜、こういうのを選ぶんだね。
◆かわいいパッケージ大集合！　エコの時代、過剰包装はノンだけど。しっかりした箱は大切に取っておきたくなる。包装紙も。
◆フェイクスイーツなステーショナリー　キュート！ミニカードセット、ブロックメモ、付箋、ステッカー、マスキングテープ、マグネット。どれもこれも、まんまマカロン、タルト、プチガトー。購入可能だって。
スイーツ好きでも、芝田山親方や的場浩司さんには作れないだろうなぁと思う本書です。

2009/10/29

可愛過ぎる本のテイストがコッパズカシクもあるけど
可愛いもんは可愛い。
しかし、可愛いお菓子がこんなにもあったのかぁ。
和菓子も紹介されているのが良し。