![現代日本の転機 「自由」と「安定」のジレンマ NHKブックス1140](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001621/0016218623LL.jpg)
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
- 1207-03-00
現代日本の転機 「自由」と「安定」のジレンマ NHKブックス1140
![現代日本の転機 「自由」と「安定」のジレンマ NHKブックス1140](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001621/0016218623LL.jpg)
定価 ¥1,177
220円 定価より957円(81%)おトク
獲得ポイント2P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
2/21(金)~2/26(水)
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2009/08/28 |
JAN | 9784140911402 |
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-680-160.png)
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
2/21(金)~2/26(水)
- 書籍
- 書籍
現代日本の転機
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
現代日本の転機
¥220
在庫あり
商品レビュー
3.7
13件のお客様レビュー
日本現代史というが、前半の史実の評価部分はいまいち共感できず。現状分析についてはなるほどと思わせる切れがある。「著名な経済学者xxx」という権威主義的表現は学者にあるまじきもの。
Posted by
2009年も最終月ですので、決めてしまって良いと思いますが、私個人の中での2009年最高位の本です。 でも、いきなり最初から読むと、問題意識と軸がいったりきたりで混乱する可能性があり、、、 ここは、本人も書いていますが、まず終章を読んで、 著者のフレームワークを頭に入れてから、改...
2009年も最終月ですので、決めてしまって良いと思いますが、私個人の中での2009年最高位の本です。 でも、いきなり最初から読むと、問題意識と軸がいったりきたりで混乱する可能性があり、、、 ここは、本人も書いていますが、まず終章を読んで、 著者のフレームワークを頭に入れてから、改めて最初から読むのをおすすめします。 一言で言えば、三十代半ばの研究者が振り返る現代史、ですが、 著者が三十代半ばだけに、現代を時代化する営み、というよりは。すでに歴史の中に入りかけている事柄を、 今日的にその意義と限界とそこから今日への迷走を導き出す、といった感じ。 しかし、都市も地方も右も左も客観視できるこの広い視野。 どれを扱っても、埋め込まれた視線にならないのは、韓国・中国での研究生活が為せる技か。 外から見ると、日本人の誰しもが被害者意識を訴えているようにみえる、と看破するこの視座だけで脱帽です。 その視座だけで、この一冊を駆け抜けることができる。 こういった見方に気づけるわけだし、社会学やるなら、キャンパスの中に籠もっているだけじゃなくて、 やっぱり外に出てみるべきですよ、と思います。 自分自身はといえば、90年代の末、少しばかり世間より早く不況の風を受け、 父親が、あっけなく勤め先の倒産で職を失ったので、 授業料免除と奨学金という最大限の恩恵を受けはしたものの、 なんとなく心が曲がってしまったので、まあ、こういう機会を得たとしても、ここまでの客観視はできなかったと思う。 学生時代、少なからず周りにいた、左寄りのアクティブな人間たちが、 (本土の人間なのに)沖縄問題を、(なぜか中韓の視線で)戦争責任論を、(日本の中で)欧州の移民問題を、 ことさらに語ることへの違和感を持ち合わせていたのは、 決して、このような客観視ができていたからではなく、自身の境遇への被害者意識が高かったからだ。
Posted by
新自由主義的な「構造改革」を求める声が、一転して「格差社会」に対する呪詛の声へと変わっていった日本の思想状況がどのような理由で生じたのかということを、高度成長期以降の日本社会を振り返ることで明らかにする試みです。 著者は1970年以降の日本社会の自画像について検討をおこない、「...
新自由主義的な「構造改革」を求める声が、一転して「格差社会」に対する呪詛の声へと変わっていった日本の思想状況がどのような理由で生じたのかということを、高度成長期以降の日本社会を振り返ることで明らかにする試みです。 著者は1970年以降の日本社会の自画像について検討をおこない、「超安定社会」を前提に、左右両ヴァージョンの反近代主義が広まったと論じています。右ヴァージョンの反近代主義は「日本的経営」の終身雇用および年功賃金システムや労使協調路線、あるいは「日本型福祉社会」が、他の先進国には見られない優れたシステムであり、もはや日本社会は西洋を超克したと主張します。 他方、左ヴァージョンの反近代主義は、一方では消費社会論の隆盛を生み、他方で「日本型福祉社会」からこぼれ落ちるマイノリティに注目する、フェミニズムを代表とする多くの議論を生みました。しかし著者は、これらの左ヴァージョンの反近代主義も、「超安定社会」を前提に、理想主義的で内実をもたない「自由」という「見果てぬ夢」を語ってきたにすぎないと批判します。 小泉純一郎による「構造改革」によって「超安定社会」が崩壊してしまえば、左右両ヴァージョンの反近代主義はともに退潮を余儀なくされ、多くの人びとが閉塞感と被害者意識を抱え込んでいる状況が生まれることになります。著者はその理由を、戦後の日本社会の自画像には、「超安定社会」を前提にした左右両ヴァージョンの反近代主義と新自由主義しか存在しなかったことに求め、新しい社会構想へ向けた思想的な努力が必要だと論じています。
Posted by