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古処誠二【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2009/08/27
JAN 9784048739726

¥110

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2012/08/06

 第二次世界大戦時の激戦地、ニューギニア前線。  どの章も 生きることが絶望的な戦線での 兵士達の過酷で無残な姿を突きつけて来ます。 一編読んでは休み、一編読んでは休みの繰り返しでしたが、最後まで読まずにはいられない内容。  短編集なのに、長編を読んだような感覚になりました。

Posted by ブクログ

2010/11/03

美談でなく、どこまでも報われないニューギニア戦線の兵士達の日々の話が淡々と書いてある。短編で読みやすかった。

Posted by ブクログ

2010/08/13

ニューギニア戦短編集です。 古処先生にしてはさらりと書いたな!と読み始めは思ったんですが、最後の最後の一行で、「ああそうか」と先生の意図をつかんだ気分です。 ひとくくりに「南方」という言葉でくくってしまうけれども、高々60年前に祖父たちはオーストラリアまでを手中に収めようと、泥の...

ニューギニア戦短編集です。 古処先生にしてはさらりと書いたな!と読み始めは思ったんですが、最後の最後の一行で、「ああそうか」と先生の意図をつかんだ気分です。 ひとくくりに「南方」という言葉でくくってしまうけれども、高々60年前に祖父たちはオーストラリアまでを手中に収めようと、泥の中を戦っていた。60年で、生活は大きく変わった。しかし、日本人の本質はそう変わっていない。人は弱い、どうしようもない、ずるい、のたうち回って、でも生きていく。戦っていく、そして死んでいく。古処先生の描く太平洋戦争は、精神的な美化や武勇性はほとんどない。ただ『そこには人間がいた』。 あいかわらず「戦争小説」のくくりに、入れるのことの出来ない作品でした。「接近」の帯の文句は素晴らしく的を得ている。

Posted by ブクログ

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