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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/08/27 |
JAN | 9784048739726 |
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
第二次世界大戦時の激戦地、ニューギニア前線。 どの章も 生きることが絶望的な戦線での 兵士達の過酷で無残な姿を突きつけて来ます。 一編読んでは休み、一編読んでは休みの繰り返しでしたが、最後まで読まずにはいられない内容。 短編集なのに、長編を読んだような感覚になりました。
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美談でなく、どこまでも報われないニューギニア戦線の兵士達の日々の話が淡々と書いてある。短編で読みやすかった。
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ニューギニア戦短編集です。 古処先生にしてはさらりと書いたな!と読み始めは思ったんですが、最後の最後の一行で、「ああそうか」と先生の意図をつかんだ気分です。 ひとくくりに「南方」という言葉でくくってしまうけれども、高々60年前に祖父たちはオーストラリアまでを手中に収めようと、泥の...
ニューギニア戦短編集です。 古処先生にしてはさらりと書いたな!と読み始めは思ったんですが、最後の最後の一行で、「ああそうか」と先生の意図をつかんだ気分です。 ひとくくりに「南方」という言葉でくくってしまうけれども、高々60年前に祖父たちはオーストラリアまでを手中に収めようと、泥の中を戦っていた。60年で、生活は大きく変わった。しかし、日本人の本質はそう変わっていない。人は弱い、どうしようもない、ずるい、のたうち回って、でも生きていく。戦っていく、そして死んでいく。古処先生の描く太平洋戦争は、精神的な美化や武勇性はほとんどない。ただ『そこには人間がいた』。 あいかわらず「戦争小説」のくくりに、入れるのことの出来ない作品でした。「接近」の帯の文句は素晴らしく的を得ている。
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