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みどりのゆび 愛蔵版
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2009/08/26 |
| JAN | 9784001156317 |
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みどりのゆび 愛蔵版
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商品レビュー
4.7
24件のお客様レビュー
光り輝くお父さん、花束のようなお母さん、美しい木や館、馬たちに囲まれ、何不自由なく幸せな子どもの時を過ごした「チト」。 チトのお父さんの工場は町の自慢の財産だったが、その実態は鉄砲を作って販売する鉄砲商人だった。花束のように美しい母は「いつかおまえはミルポワルの支配者になるので...
光り輝くお父さん、花束のようなお母さん、美しい木や館、馬たちに囲まれ、何不自由なく幸せな子どもの時を過ごした「チト」。 チトのお父さんの工場は町の自慢の財産だったが、その実態は鉄砲を作って販売する鉄砲商人だった。花束のように美しい母は「いつかおまえはミルポワルの支配者になるのですからね。(中略)それに私たち一族には、弱虫はいらないのですよ」と笑顔で諭した。美しい花や仔馬を愛するチトにとって現実は苦手で難しいことが多く苦労するが、学校の先生は「ほかのお子さんとおなじではありませんのでわたくしどもではおあずかりいたしかねます。」と手紙をよこすだけで理解者はいなかった。 そこで父と母は、鉄砲工場をやっていくのに必要なことは精神を鍛えること、学校などやめてしまい、本を読むこともやめ、実際に観察を通して人生を学ばすことを選択し、働く人の中で「論より証拠」と新しい方法で学ばすことにする。そこで出会った先生の一人は庭師のムスターシュ。あらゆるものの起源である「土」を通してチトは数々の「みどりのゆび」の才能を開花させていく。 チトがお世話した土は種を植えていないのにたちまち美しい緑や花が咲き、人を癒し、優しい気持ちは町を包み、チトは、「花は災難が起こるのを防ぐ」と考え、自分なりのやり方で貧乏や犯罪、戦争を世の中からなくそうと奮闘し始めるが、戦争がなくなり幸せになったはずのみんなは一斉に怒り出す。 純粋な優しい視点しか持たないチトには理解できない大人たちの幸せにはお金は不可欠であり、持てば持つ程にお金への渇望は強くなり、大儀を盾に戦争に加担し、人の命は減り、お金は増える。故に人は戦争を止めようとはしない。それでも戦争に反対し、「戦争反対を花で」訴えることにしたチトの心から咲いた花は、次第に人々の心を動かしていく。 平和の祈りが込められたこの物語を綺麗ごとと冷笑し切り捨てることは簡単で、現実には裏切りも、戦争も、心が凍りつきそうな謀もあるけれど、誠実に生きる人、戦争を止めよう、終わらせようと必死で動いている人、罪を悔い改心してがんばる人もいる。所詮綺麗ごとかもしれなくても、それを目標として生きていくことで少しでも誰かの傷が癒え、どこかで生まれる傷や哀しみを防ぐことができたなら、馬鹿にされても真っ直ぐ笑顔で生きてゆくことに価値はあるのではないかとチトは教えてくれる。 フランスと言えば「星の王子さま」。あの小さな王子さまと同じく、チトの心は自由で楽しく、美しさと純粋さ故にこの世の理とは折り合いをつけることができず、読者の最良の友は最後に優しい光で導くように物語を閉じる。脅し、騙し、奪うあう事件や政治が横行する現代社会。人間の歴史上一番の進化と発明であるはずの「平和」が歪み、沢山の血が流されている今こそ、物語を通じてチトが読者に植えた種が世界中で優しく花開いてほしいと願った。「戦争反対を花で」。
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ぽーっとしてまだこの物語から抜け出せないでいる。 児童書の中にあるとてもシンプルで大切なことを、どうして大人になると忘れてしまうのだろう。 忘れられないまま大人になってしまった私はどうしてこんなに生きづらいのだろう。 この本の中には私が生きていたい世界があった。 ずっと抱きしめて...
ぽーっとしてまだこの物語から抜け出せないでいる。 児童書の中にあるとてもシンプルで大切なことを、どうして大人になると忘れてしまうのだろう。 忘れられないまま大人になってしまった私はどうしてこんなに生きづらいのだろう。 この本の中には私が生きていたい世界があった。 ずっと抱きしめていたい物語。
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表紙はこれではなくきれいな花柄…緑色が主の・・いろいろ探しましたが出てきませんでした。図書館で借りた(1990年9月第1版)本です。 とてもいい本に出合えました。どなたのブクログかはメモし忘れました。 こんなに素敵で、何やら宙に浮いたように読んだ本はしばらくぶりでした。 作者は1...
表紙はこれではなくきれいな花柄…緑色が主の・・いろいろ探しましたが出てきませんでした。図書館で借りた(1990年9月第1版)本です。 とてもいい本に出合えました。どなたのブクログかはメモし忘れました。 こんなに素敵で、何やら宙に浮いたように読んだ本はしばらくぶりでした。 作者は1918年~となっています。 ブクログの皆さんのレビューで手に取る本が圧倒的に多いので感謝しています。
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