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犬の力(下) 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2009/08/24 |
| JAN | 9784042823056 |
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犬の力(下)
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商品レビュー
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愚痴の続き(笑)メキシコの公用語はスペイン語だそうだけど、英語だって苦手なのにスペイン語なんてさ・・・ 例えば「麻薬商人」はナルコトラフイカンテと言うらしい、小説内では麻薬商人とは書かれず、単にナルコと書かれている。 全編、こんな感じで日本語にスペイン語(カタカナ)のルビがふられ...
愚痴の続き(笑)メキシコの公用語はスペイン語だそうだけど、英語だって苦手なのにスペイン語なんてさ・・・ 例えば「麻薬商人」はナルコトラフイカンテと言うらしい、小説内では麻薬商人とは書かれず、単にナルコと書かれている。 全編、こんな感じで日本語にスペイン語(カタカナ)のルビがふられ、以降カタカナで表記される、それとアメリカやメキシコの略語もCIAやDEA、NAFTA、FARC等、これもやっかいだし、そして地名サンディエゴなんてアメリカの地名は何となく知っているけど、ここがメキシコとの国境との近くの都市だと理解していないとイメージが湧かない。 それ以外にも、当然メキシコ国内の地名が沢山出て来るし、場所毎にそこを仕切る麻薬商人達がいるしで、ともかく地図を見ながらじゃないと、分かりずらい。 ちなみに、第2部の「カルテル」の上巻には、辛うじてメキシコの地図が申し訳程度に記載されている。もっと詳細な地図を載せてくれよ。 そして、この作品は3部作なんだけどね。これが地獄(笑) 「犬のチカラ]で上下巻で約1000頁超え、「ザ・カルテル」上下巻で約1200頁そして「ザ・ボーダー」上下巻で、約1570頁も有るんだよ。 だからね、絶対に無駄な話も挿入されているわけで、もっとスッキリして欲しい。 ショーン・カランなんて、「ストリート・キッズ」のニール・ケアリーの逆張りだしね。ただ物語では、とても重要な人物で憎めない迷えるナイーブな若者でありながら、非常さと度胸を持ち合わせいる悪党なのに憎めない人物なんだよね。 彼の話だけで別の小説が書けちゃうよな。 ともかく根気よく読みながら、忘れていた登場人物や色々な名詞、略語などを振り返りながらフラストレーションがマックスでも読み進める程に、面白いとは思うけど疲れるよ。 もうじき「ザ・カルテル」が読み終わるけど、まだまだ地獄は続くよ。 誰か、小説に出て来る場所の詳細な地図や略語やスペイン語の表記、登場人物の一覧表等を作ってよ。 最後に、この作品のカテゴリは何なのだろう?激しい戦闘シーンや残酷な仕打ちは冒険小説と呼んでもよいけど、やっぱり違うよね。アクション、サスペンス、全部違うよね。 犯罪小説と言うのだろうか?
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メキシコでの麻薬にまつわるマフィアたちの構想を、すごく大きなスケールで描く。派手な暴力シーンなどは迫力がある。悪役たちもそれぞれに魅力的だったりする。何人ものスタッフで作る超大作の映画のような世界を、たった一人で作り上げてゆく小説というのはすごいと思った。
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犯罪小説の極み。ドス黒く、ひたすら暴力的で、刹那的な意思が渦巻いている。同時に、そんな危険に満ちた世界において、なおたくましく生き抜こうとする生存本能のようなものがどのページにも充満していて凄まじい。 麻薬カルテルと彼らを締め出すため駆けずり回る捜査員たち、娼婦に神父に料理人に殺...
犯罪小説の極み。ドス黒く、ひたすら暴力的で、刹那的な意思が渦巻いている。同時に、そんな危険に満ちた世界において、なおたくましく生き抜こうとする生存本能のようなものがどのページにも充満していて凄まじい。 麻薬カルテルと彼らを締め出すため駆けずり回る捜査員たち、娼婦に神父に料理人に殺し屋に革命軍に、大物幹部から下っ端まで。賢い者も愚かな者も、清濁あわせ持ったあらゆる人々が感情的にも肉体的にぶつかり合い、その熱気によって見たことの無いマントラが描かれる。 よく、本の面白さを表現する際の言葉として「ページをめくる手が止まらない」という言い回しが用いられるけれど、この本で得られるのはその先にある「あまりの面白さにページをめくることを"もったいなく"感じる状態」だった。その物語が終わってしまうことが嫌で、寂しくて、永遠にしてしまいたいと思うほどの熱が胸の奥から込み上げる。 およそ30年間にわたる彼らの闘いは、人対人というだけでなく、国対国の戦いとなり、人の情と欲と愛とが物語全体を覆っていく。『テスカトリポカ』と似た危うさと、『ブレイキング・バッド』に通じる先の読めない展開と、『氷と炎の歌』で感じた群像劇としての熱気が神聖さをまとうほどの勢いとなって立ち現れ圧巻だ。なんて情熱的な血と骨の通った物語なのだろう。 フィクションなんてたかが作り話。たかがおとぎ話。そうかもしれない。しかしそんな作り物の世界に心を撃ちぬかれるときがある。強く強くぶち抜かれてしまうことがある。それはもう奇跡と言っていいんじゃないだろうか。 みなぎっている。埋め尽くされている。邪悪の力が。犬の力が。
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