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犬の力(下) 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/08/24 |
JAN | 9784042823056 |
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犬の力(下)
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知らなかったことを悔やんだ。 ドン・ウィンズロウ沼にはまる。 犬の力。 ドン・ウィンズロウ アート・ケラー三部作。 第一作。 2005年、米国刊行。 2009年8月、日本刊行。 20年前の作品。 いきなり。 気持ちを鷲掴みされた。 ドン・ウィンズロウ。 これまで未読だったの...
知らなかったことを悔やんだ。 ドン・ウィンズロウ沼にはまる。 犬の力。 ドン・ウィンズロウ アート・ケラー三部作。 第一作。 2005年、米国刊行。 2009年8月、日本刊行。 20年前の作品。 いきなり。 気持ちを鷲掴みされた。 ドン・ウィンズロウ。 これまで未読だったのが悔やまれる。 いや、今さらながら 知ることができて良かった。 犬の力、 ザ・カルテル、 ザ・ボーダー。 それぞれが厚い上下巻。 三部作になる その第一作。 メキシコをメインに 隣接するアメリカを含め描かれる 血みどろの麻薬戦争の物語。 麻薬カルテルの親玉たち、 それに対するアメリカDEAのエージェント、 ドラッグ密売人、 コールガール、 殺し屋、 司祭。 登場人物も多彩。 戦いはメキシコから 南米ジャングル、 カリフォルニアとメキシコの国境へと広がり、 地獄絵図が描かれる。 主役はDEAの特別捜査官アート・ケラー。 敵役の親玉はミゲル・アンヘール・バレーラ。 そして、ケラーの終生の敵となる ミゲルの甥であるアダン・バレーラ、 その弟ラウル・バレーラ。 メキシコの司祭フアン・バラーダがからみ、 ヘルズ・キッチンに住み、殺し屋となっていく アイルランドの少年ショーン・カランがいて。 白の館の娼婦ノーラ・ヘイデンが存在感を見せる。 第一部 原罪 アート・ケラーはDEA(麻薬取締局)所属。 ベトナム帰りフェニックス作戦に従事した元CIA。 メキシコに派遣され、 ボクシングジムのスパーリングで 若き日のアダン・バレーラと知り合う。 そして叔父の警察官である ミゲル・アンヘル・バレーラを紹介され、 麻薬組織を撲滅する。 しかし、それは ミゲルがボスに取って代わる 手伝いをしたにすぎなかった。 ニューヨークヘルズキッチンでは ショーン・カランが 地元の親玉を衝動的に殺害し、 殺し屋の道を歩み始める。 カリフォルニアでは ノーラ・ヘイデンが 高級娼婦へと一歩踏み出す。 ケラー、アダン、カラン、ノーラ 犬の力でもっとも魅力的なキャストたちが 動き出す。 さらに。 第二部 ケルベロス 第三部 NAFTA 第四部 エンセナダへの道 第五部 越境 と長い戦争が描かれる。 しかも。戦争はまだ終わらない。 三部作。 ザ・カルテル ザ・ボーダーへと連なっていく。 国境を接した メキシコとアメリカが あまりに密接な関係であることが よくわかる。
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登場人物の呼び名が変わるので少し読みづらかったが、麻薬戦争の事が分かった。 自分の知らない所でこんな事が起こっていると考えると恐ろしい 自分は下巻の方が面白かった。
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目まぐるしい協力体制と裏切り、緊迫する取引、血みどろの惨劇。後書きにあるように、「人間の思考や感情の根源的な部分を揺さぶる大きく鋭く温かく骨っぽく色っぽい」小説だった。 相当無慈悲なマフィアたちが、愛した女のために身を持ち崩していくのが、ラテンの男の人間味を感じる。 登場人物た...
目まぐるしい協力体制と裏切り、緊迫する取引、血みどろの惨劇。後書きにあるように、「人間の思考や感情の根源的な部分を揺さぶる大きく鋭く温かく骨っぽく色っぽい」小説だった。 相当無慈悲なマフィアたちが、愛した女のために身を持ち崩していくのが、ラテンの男の人間味を感じる。 登場人物たちの、感情に揺さぶられて判断を誤る瞬間が描かれていることで、単なるクライムノベルだけでない名作になっているのだと思う。 セクシーなシーンは随所にあるけど、ラストのあの2人の幸福な情事にはしびれた。 でも後書きを読んで、この物語が約三十年間の、ラテンアメリカを中心とした麻薬犯罪の構図を精確になぞっていると知って衝撃を受けた。 政治権力との癒着もあるのが恐ろしすぎる。 麻薬の根絶の難しさを思い知らされるけど、とにかく人道に反する行為への拒絶を表し続けるしかないのかな。
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