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ちょコワ、いかがでしょう? ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集 富士見ファンタジア文庫
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ちょコワ、いかがでしょう? ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集 富士見ファンタジア文庫

水城正太郎【著】

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ちょコワ、いかがでしょう? ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集 富士見ファンタジア文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 富士見書房
発売年月日 2009/08/25
JAN 9784829134382

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2020/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

富士見書房でバイトとして働く妹兎子は予定を組んで仕事をする事を嫌っていた。聞けば昔の奇妙な体験が原因でわざと予定を立てないらしい。この時は、まさかその話が一連の恐怖体験を呼び込むだなんて、誰も思っていなかった。 *** 表紙とタイトルからは想像がつかないかもしれないが、こちらの内容は実話怪談を小説風に脚色した一冊。可愛らしいイラストとは裏腹に結構怖かった。何故ラノベでやったのか。個人的には、角川ホラー文庫とかで出しても不思議じゃない内容だった。事の始まりは、富士見書房の編集部で雑用を処理するアルバイター、妹兎子に対する仕事に関する忠告から。日々多忙を極める編集部は雑用といえど、かなり忙しい業務内容だ。少しでも段取りを間違うと支障が出るにもかかわらず、仕事の予定を立てて効率よく働こうとしない、妹兎子。おっちょこちょいの性格はともかくとして、仕事の予定は立てて動いてもらわねば困ると注意すると、彼女は彼女なりに確固たる理由があって予定を立てないのだそうだ。詳しく聞いてみると、通っている高校で1年生のころ体験した忌まわしく奇妙な出来事が関係しているらしい。それは、高校の理科室でお茶会をして、幽霊に話しかけられ予定を聞かれたというものだ。それがどうしようもなく気持ちが悪かった彼女は、予定を立てなければ、幽霊に予定を聞かれてもとっさに答えずに済むはずだから、予定を立てないのだと。妙な説得力を持つその理由を聞かされてしまった編集部は、納得せざるを得なかったが、それでは細かい仕事は無理だろう。しかし、猫の手も借りたいほど忙しい編集部から働き手を失うのは惜しいとという判断から、彼女を怪談本の規格の主軸になってもらい、小説家の担当者に当たってもらうのはどうかと提案した。担当者になれば、そのことだけに専念できると喜び快諾した彼女であったが、彼女が一番初めに編集部でした怪談話と、その企画の所為で周りを大きく巻き込む怪奇現象に悩まされるはめになってしまった。学校の七不思議のようなごく小さな怪談話ではじまり、最初の方こそ当事者の勘違いから来る怖い話など、他愛もない話、根拠のなさそうな怖いうわさなどが世間話のついでの様に話されていた。しかし、怪談本の主線を整えるため、妹兎子が持ってきた理科室での話を掘り下げていくうちに、事態はどんどん不穏な方向へ。イジメれた挙句自殺してしまった女生徒がどうやら原因の一部と睨んで、その彼女が当時住んでいた家に、妹兎子が担当している小説家である、水城正太郎が調査のために赴いた辺りから加速度的に怖さが増していった。今まで話されていた何でもないような話や、関係のないような話、実際に妹兎子が体験した話、そして水城が体験した話のすべてが同じ根っこで繋がっており、あっちの話もこっちの話もリンクしていく様が非常に面白かった。さらに、原因と思われていた女生徒の裏側には様々な怪異な現象が渦巻いており、それも不気味で仕方がない。怪異が妹兎子たちを読んだのか、妹兎子たちが怪異を読んだのかは定かではないが、次々起こり続ける気味の悪い現象やできすぎた符合点もその不気味さをより一層強いものにしていた。最後は謎の集団が住んでいたとされている村に乗り込んだり、そこでとどめになるような怖い目にあったりと、王道であったが、逆にそれが良かった。 最後は、真相を煙に巻いた感じですっきりしない終わり方だった。 あとがきで、この本が好調に売れれば続きを出して真相を説明するとあったので、続きを探してみたが、残念ながら続編は出ていないらしい。その真相を煙に巻く形で完結なのかもしれないが、真相を知りたい気もするので続きは読んでみたかった。

Posted by ブクログ

2011/11/18

怖かった! ほんとにあった、が頭にありますからね。 色々な意味で怖い。むしろ幽霊とか以上に。 自分は「オバケ怖い」概念はあまりありません。 実際オバケがいたとしても、負のことばかり しているとは思えないからです。 実際この本で書かれていた奇譚と同じくらい、 その「オバケ」に助け...

怖かった! ほんとにあった、が頭にありますからね。 色々な意味で怖い。むしろ幽霊とか以上に。 自分は「オバケ怖い」概念はあまりありません。 実際オバケがいたとしても、負のことばかり しているとは思えないからです。 実際この本で書かれていた奇譚と同じくらい、 その「オバケ」に助けられた、見守ってくれた、て 話も存在していると思うからです。 怪談はそういう意味で悪いところだけ切り取ったと いう感じだなぁというのもあるんだけど。 あと、作者様があとがきで書いてることも何気に怖いんですが(汗)

Posted by ブクログ

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