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ものがたり宗教史 ちくまプリマー新書

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/08/10 |
JAN | 9784480688200 |
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ものがたり宗教史
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ものがたり宗教史
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商品レビュー
3.7
19件のお客様レビュー
はじめに 本書「ものがたり宗教史」では、宗教の成立や発展に関する重要な歴史的過程が詳述されています。特にユダヤ教の成立やその後の発展、イエスの教え、そしてイスラム教の台頭についての詳細な考察が行われています。以下に、本書で強調されている主要な内容を箇条書きでまとめます。 ユダヤ...
はじめに 本書「ものがたり宗教史」では、宗教の成立や発展に関する重要な歴史的過程が詳述されています。特にユダヤ教の成立やその後の発展、イエスの教え、そしてイスラム教の台頭についての詳細な考察が行われています。以下に、本書で強調されている主要な内容を箇条書きでまとめます。 ユダヤ教の成立 - ヤハウェ神の唯一信仰: ヘブライ人はヤハウェ神のみを信仰し、戒律を守ることが重要視された。 - 十戒の重要性: モーセが受け取った十戒は、神と人の契約を示し、ユダヤ教の基盤となった。 - バビロン捕囚: ユダ王国のヘブライ人はバビロンに強制移住され、そこでの苦難を通じてヤハウェ神への信仰が強まった。 - ユダヤ教の確立: 捕囚から帰還後、ヘブライ人はユダヤ教を民族のアイデンティティとして確立し、戒律を重視した生活を始めた。 律法主義とその影響 - 戒律の厳格さ: 当時のユダヤ教は律法主義が強く、戒律を守ることが信仰の中心となった。 - 社会の差別構造: 律法を守れない人々(罪人)は、社会的に差別されることとなり、貧しい人々が特に苦しむ状況が生まれた。 - イエスの登場: こうした状況の中で、イエスは戒律を無視して、罪人も救われると説いた。 イエスの教え - 隣人愛と神の愛: イエスは神の愛を強調し、すべての人々に救いがもたらされると教えた。 - 罪の赦し: イエスは戒律を守らなくても救われるという考え方を広め、律法主義への批判を行った。 - 信仰義認説: パウロの教えによって、信仰による救いが強調され、戒律よりも内面的な信仰が重視されるようになった。 イスラム教の発展 - ムハンマドの役割: ムハンマドは最後の預言者として、イスラム教を広め、アラビア半島を統一した。 - 正統カリフ時代: ムハンマド死後、正統カリフが選ばれ、イスラム共同体が急速に拡大した。 - 宗教的・政治的統合: イスラム教は信仰と政治を統合し、社会全体に影響を及ぼす存在となった。 イスラム教の教え - 六信と五行: ムスリムは信仰の基本として六つの信じるべきことと、五つの行動を要求される。 - 啓典の民: ユダヤ教徒とキリスト教徒はイスラム教において「啓典の民」として認められ、特別な地位を持った。 - 商業倫理の重視: イスラム教は商業に対して肯定的であり、商業活動を通じて経済が発展した。 結論 本書は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という三大宗教の成立と発展を通じて、宗教が人々の生活や社会にどのように影響を与えてきたかを明らかにしています。また、戒律の厳格さや律法主義がもたらす社会問題、イエスやムハンマドの教えが持つ革新性、そしてこれらの宗教がどのように相互に影響し合ってきたのかを考察しています。これらの内容は、現代の宗教理解や文化的背景を知る上でも重要です。
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『ものがたり宗教史』は、ストーリー形式で歴史的背景や解説が織り交ぜられた読みやすい本です。学生時代に断片的だった知識が、この本で繋がりを持って理解できるようになりました。中世ヨーロッパの宗教に関する記述では、オランダの宗教的寛容さを知りました。ただし、地図が掲載されていないため、...
『ものがたり宗教史』は、ストーリー形式で歴史的背景や解説が織り交ぜられた読みやすい本です。学生時代に断片的だった知識が、この本で繋がりを持って理解できるようになりました。中世ヨーロッパの宗教に関する記述では、オランダの宗教的寛容さを知りました。ただし、地図が掲載されていないため、地理的知識を持って読むか手元で地図が直ぐに確認できる状態で読むことをお勧めします。
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ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンズー教について、中立的にわかりやすく書いている。 後半には、近代以降のイスラム諸国の動向と、中東問題の概略も説明されている。世界史や、現代の世界情勢の理解にも資する内容である。
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