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教育学 ヒューマニティーズ
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教育学 ヒューマニティーズ

広田照幸【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2009/07/30
JAN 9784000283243

教育学

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商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2023/06/21

・「教育とはかくあるべき」という期待や願望を、教育の定義(教育とは何か)の中に盛り込んでしまうという方法的態度である p6 ・教育とは、誰かが意図的に、他者の学習を組織化しようとすることである p9 ・(教育とは)目の前の出来事を別の次元で概念的にとらえなおそうとする「メタ思...

・「教育とはかくあるべき」という期待や願望を、教育の定義(教育とは何か)の中に盛り込んでしまうという方法的態度である p6 ・教育とは、誰かが意図的に、他者の学習を組織化しようとすることである p9 ・(教育とは)目の前の出来事を別の次元で概念的にとらえなおそうとする「メタ思考」の次元の言葉なのである p12 ・私は、近代の教育思想の一つの源流を、社会の改革や変化をプログラム的に計画しようとする思想に求めることができるのではないかと考えている p16 ・一九世紀の一〇〇年の間に、教師の仕事は以前とは比べ物にならないほど、微妙で複雑なものになった。 ・つまり、規範を語ろうとすると、教育科学を踏みこえねばならないのである。 ・実践的教育学と教育科学の整理 p52 ・技術知とは、硬い表現でいえば、手段の合理化の追求に特化した知である。ー 反省知としての教育学は、既存の現実や現実認識を相対化する知である。 p56 ・ただ、教師になる人が個人としてもっている実践理論や、現場の教師たちが集団的に共有している実践理論は、狭くて危うい p61 ・教育は、他者に対する行為であるかぎり、結末は予見しきれない確率論的な「賭け」なのである。 p70 ・社会の変動の中で教育目的論の練り直しが必要になってきたにもかかわらず、現代の教育学者は、実践的教育学の規範の部分に真正面から取り組むのを避けてきたりその空隙は、教育の実情をよく知らない外部者たちによって埋められてしまったわけである。それが近年の状況である。そして、その結果生じているのが、経済や政治への教育の従属、という事態である。 p118

Posted by ブクログ

2022/12/26

 「教育学」という学問はどのような学問だと想像しますか?  「教育」という営みは、私たちにとって身近なトピックでありながら、「教育とは何か」に対する答えを説明したり、「教育」を「学問する」ということをイメージしたりするのは難しいのではないかと思います。  「教育学」は、様々な諸学...

 「教育学」という学問はどのような学問だと想像しますか?  「教育」という営みは、私たちにとって身近なトピックでありながら、「教育とは何か」に対する答えを説明したり、「教育」を「学問する」ということをイメージしたりするのは難しいのではないかと思います。  「教育学」は、様々な諸学問と関わり合って、様々な分野に分かれて成り立っています。この本では、「教育」や「教育学」とは何かについて、歴史的な流れや、これまでに蓄積されてきた「知」の性格の違いや、教育のもつ難しさなど、多様な視点から書かれています。そのため、これから「教育学」を勉強してみたい人にとっては手引書のように、すでに学んでいる人にとっては問題提起として、それぞれの立場によって異なる読み方ができる本の内容になっています。  私たちは学生という立場を卒業してからも、教師という職ではなくとも、仕事などあらゆる場面で「教育」という営みに直面します。だからこそ、この本を読んで、一度「教育とは何か?」を考えてみたり、「教育」を「学問する」ことの面白さに触れてみませんか? (ラーニング・アドバイザー/教育学 FUJI) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/1792943

Posted by ブクログ

2017/04/03

私が学んでいた高等教育や大学政策は、どうも教育学の中でもかなり外れに位置しているようだ。また学問としての「教育学」には、おおよその範囲があることがわかった。隣接する学問としては心理学・医学・社会学だった。こうしたディシプリン間の関連を、ミクロ―マクロ、学問志向―教職志向で整理した...

私が学んでいた高等教育や大学政策は、どうも教育学の中でもかなり外れに位置しているようだ。また学問としての「教育学」には、おおよその範囲があることがわかった。隣接する学問としては心理学・医学・社会学だった。こうしたディシプリン間の関連を、ミクロ―マクロ、学問志向―教職志向で整理した田中による図表を用いて、教育学を概括した。大きく分けて、教師養成のための技術の開発と、教育を通じた人間・社会の考察という2つから、この学問は発達したとしている。そしてこれらの本流は教育と学習の結びつき方の検討にある。またこうした教育学を分類する方法は、技術知と反省知という区分もある。入門書としてとてもわかりやすい内容だった。

Posted by ブクログ

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