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ぼくに死刑と言えるのか もし裁判員に選ばれたら
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鉄人社 |
発売年月日 | 2009/07/30 |
JAN | 9784904676011 |
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ぼくに死刑と言えるのか
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
裁判の傍聴を続けるライターが、裁判員制度の開始にあたって改めて「自分が裁判員だったら」の視点で裁判(の傍聴)に臨んだ本。 この著者は初読で、何でここまで裁判に入れ込んでいるのかは知らないので、著者の切迫感がやや過ぎる感も否めなかったが、刑事事件の裁判を著者の目から解釈した読み物...
裁判の傍聴を続けるライターが、裁判員制度の開始にあたって改めて「自分が裁判員だったら」の視点で裁判(の傍聴)に臨んだ本。 この著者は初読で、何でここまで裁判に入れ込んでいるのかは知らないので、著者の切迫感がやや過ぎる感も否めなかったが、刑事事件の裁判を著者の目から解釈した読み物として面白かった(著者の目論見とは違うと思うけど)。 あ、もし著者の意に沿うとしたら、最後のケース(杉並親子強殺事件)を読んで思ったのは、「(経験のない一般市民のような)素人が手を出す領域ではないな」ということ(沿ってないか (^^;))。著者の言いようを真似て「裁判員制度反対!」と声高に主張するつもりはないけど、こういう事件に「市民感覚が必要」という理由の裏は、専門家が専門性を投げているように思えるところがあるなぁ。 それから、思いの外(失礼)文章が流麗で大変読みやすかったんだけど、表紙はじめ所々挿入されてる著者のポーズ写真はちょっと興覚め。
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これは全国民が読んでおくべき… TVのニュース等で残忍な殺人犯を見ると条件反射的に死刑を求める自分がいる。でもそれは所詮安全地帯からの判決であって、実際に他者もいる中で、しかも被告、原告、検察、弁護士が各社各様の言い分をアピールしてきた時に果たして自分はいとも簡単に判決を下すこ...
これは全国民が読んでおくべき… TVのニュース等で残忍な殺人犯を見ると条件反射的に死刑を求める自分がいる。でもそれは所詮安全地帯からの判決であって、実際に他者もいる中で、しかも被告、原告、検察、弁護士が各社各様の言い分をアピールしてきた時に果たして自分はいとも簡単に判決を下すことができるのか。少なくとも論理的に筋道立てて判決を下すこともその理由を他者に説明するなんてことも出来る気がしない。 将来、裁判員に任命される可能性もある。 その前に今この本を読めて良かった。コイツは人殺し、反省してないから死刑!なんて判決は下せない。その後の裁判での判決の基準になりうることも考えないといけないし、冤罪の可能性だって考えないといけない。 一度裁判傍聴しにいってみようかな…
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以前「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」で、裁判の傍聴マニアぶりを充分に発揮してくれた著書が、裁判員制度を目前に、「自分が裁判員に選ばれたら?」を前提に裁判員制度について考えた。 有罪・無罪 有罪の場合、刑期も決める。 どんな凶悪な事件の被告人だとしても、「死刑」と言うことがで...
以前「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」で、裁判の傍聴マニアぶりを充分に発揮してくれた著書が、裁判員制度を目前に、「自分が裁判員に選ばれたら?」を前提に裁判員制度について考えた。 有罪・無罪 有罪の場合、刑期も決める。 どんな凶悪な事件の被告人だとしても、「死刑」と言うことができるのだろうか? この本の後半は、実際の裁判2件を、「この裁判の裁判員だったら」という視点で傍聴して、迷いに迷う様が詳しく書かれている。 1件は、もしかしたら冤罪の可能性のある事件。 もう1件は、本人も自白し、「死刑でもかまわない」と開き直っている(?)事件。 誰もが裁判員に選ばれる可能性がある。 その時、私に「死刑」と言えるのだろうか…。
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