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白いページ 開高健エッセイ選集 光文社文庫
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白いページ 開高健エッセイ選集 光文社文庫

開高健【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2009/08/20
JAN 9784334746056

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商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2023/06/10

「開高健」のエッセイ集『開高健エッセイ選集 白いページ』を読みました。 「開高健」の作品は、4年前に読んだ『パニック・裸の王様』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 「純潔無比の倨傲な大岩壁をしぼって液化したかのようである」新潟・銀山平の...

「開高健」のエッセイ集『開高健エッセイ選集 白いページ』を読みました。 「開高健」の作品は、4年前に読んだ『パニック・裸の王様』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 「純潔無比の倨傲な大岩壁をしぼって液化したかのようである」新潟・銀山平の水を「飲む」。 200人の部隊のうち17人しか生き残らなかったヴェトナム戦争最前線を回想し「弔む」。 老釣師から鮎釣りの秘技を「伝授される」――。 動詞系をタイトルに、あらゆる事象を多元的な視点で捉え、滾々と湧き溢れる言葉で表現していく。 行動する作家が遺した珠玉のエッセイ集。 ----------------------- 月刊総合雑誌『潮』の1971年(昭和46年)1月号から、1977年(昭和52年)4月号に掲載されたエッセイ『 白いページ』と『白い白いページ』を一冊にまとめたエッセイ集… 600ページを超えるボリュームですからね、「開高健」の世界にどっぷり浸かった感じです。 自ら行動し、知覚し、思索しつつ綴られたエッセイなので、ノンフィクションやルポルタージュの雰囲気が漂っていましたね、、、 飲む、食べる、困る、驚く、狂う、弔む、流れる、学ぶ、遊ぶ、余枝る… 食卓から釣場、戦場まで徹底的に現場主義を貫いた旺盛な探求心、透徹した感性とユーモア溢れる知性、それを等身大の独自の語り口で表現したところが魅力なんでしょうね。 釣りが趣味だったら、もっともっと愉しめたと思いますね… 個人的に印象的だったのは、『期待しない』の中で描かれているスパイ小説に対する価値観、、、 「ピーナッツ一粒一粒の味が思い出せないように一冊一冊のけじめがつかなくなった、  この種のエンターテインメントはそれでいいのである。  とにかく最後まで読ませてくれるかどうかであって、  読後にストーリーの細部が思いだせなくても構わない。    ~中略~  最後まで本をおいて中断せずに読ませてくれるものなら、  たとえ読後に何ひとつとして思いだせなかったところで、  もう十分なのである。  そのこと自体がなかなかの手腕の証左なのであって、  あとは眼をつむってよろしい。」 そうなんですよね… ミステリやSF、時代小説等の大衆小説は、細部は忘れっちゃっていても、最後まで愉しめて、面白かったー と思える作品が極上の作品だと思うんですよね。 この部分にイチバン共感できましたね。

Posted by ブクログ

2015/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

故・開高健氏のエッセイ集。 文庫本で650ページとなかなかのボリュームでしたが、1話1話が独立しているので、1話ずつ細切れで読み進めることができました。 氏の著作は初めてでしたが、「行動する作家」と後ろ書きにあるとおり、戦争の前線に出向いたり、魚釣りのために辺境の地を訪れたりするなど、氏自身の様々な経験から裏打ちされた確かな説得力が、氏の文章には宿っているように思いました。 特に、食事やお酒の描写が非常に巧みだと思いました。 1話1話のテーマは「飲む」「聞く」「遊ぶ」といったように動詞一語で定められているのですが、その例に倣って通読した感想を述べるならば、(氏に)「憧れる」というところでしょうか。 格好いいです。

Posted by ブクログ

2010/03/14

「続・読む」の章について。これはフムフム。いかにもそうだよね。という感じだったのでここに記しておこう。”よく読後に重い感動がのこったと評されている「傑作」があるが、これは警戒した方がいい。ほんとの傑作なら作品内部であらゆることが苦闘のうちに消化されていて読後には昇華しかのこされて...

「続・読む」の章について。これはフムフム。いかにもそうだよね。という感じだったのでここに記しておこう。”よく読後に重い感動がのこったと評されている「傑作」があるが、これは警戒した方がいい。ほんとの傑作なら作品内部であらゆることが苦闘のうちに消化されていて読後には昇華しかのこされていないはずで、しばしばそれは爽やかな風に頬を撫でられるような「無」に似た歓びである。作品内部での不消化物が読後の感動ととりちがえて論じられる例があまりにも多すぎるので、そんなことも書きとめておきたくなる。”

Posted by ブクログ

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