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生きのびるからだ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/07/15 |
JAN | 9784163715803 |
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生きのびるからだ
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南木佳士さん、1951年生まれ、内科医、「ダイヤモンドダスト」で平成元年(1989年)芥川賞受賞。「生きのびる からだ」、2009.7発行、エッセイ集。よいデータやきれいな胸部レントゲン写真には、山で美しい樹林に出合ったときのような素直な称賛の言葉を惜しまない。悪いデータには可能なかぎりの対応策を提示し、自然なるからだの復元力を力説する。受診者は安心を買いに来たお客様なのだと肝に銘じる。<こんな先生に診ていただけると本望です!>
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2020年7月5日、読み始め。 36頁まで読んで、図書館に返却。 143頁。 ---『阿弥陀堂だより』という小説を書いたのは、厄年の前に陥った心身不調の泥沼からようやく這い上がって来たころだった--- 『阿弥陀堂だより』が出版されたのは1995年。 著者は1951年生まれな...
2020年7月5日、読み始め。 36頁まで読んで、図書館に返却。 143頁。 ---『阿弥陀堂だより』という小説を書いたのは、厄年の前に陥った心身不調の泥沼からようやく這い上がって来たころだった--- 『阿弥陀堂だより』が出版されたのは1995年。 著者は1951年生まれなので、大厄の42歳の少し前に心身不調に陥ったと思われる。 私の場合、ここにきて鬱状態が続いており、何となく安心感を得ることができた。 まあ、私の場合は、大厄ではなく、その後の男性最後の厄年になりますが。 2020年9月23日、追記。 ラジオ深夜便で、著者がご自身の体験から、鬱について話されていた。 とても参考になったので、書き留めておく。 ・「できなくなっちゃたんだから、しかたない」と腹をくくれたあたりから、よくなってきた気がします。「前のように戻りたいけれど、もう戻れないんだな」と現実を受け入れることができたとき、いくらか回復していったようです。 ・「よくなったり悪くなったりを繰り返しながら、だんだん回復するんです。よくなる病気で死のうとするのは喜劇でしかありませんよ」 ・死というのは、いまが、あるときパタッ終わるだけなんだと。そういう、本当にそっけない死生観になりました。 ・明日、終わりが来るかもしれないと思いながら生きていると、日々ちゃんと暮らそうと思うようになります。きちんと食べて寝て、きちんと歩く。そういうことができていれば十分だと思えるようになりました。 ・うつ病再発の予防にしっかりと心拍数を上げる運動が有効だというのは常識のようです。 ・腰の奥の大腰筋を正しく使うことが大切なのですが、それが意外に難しい。いまはそのウォーキングを独りで習っています。
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NHKの福祉の番組で、話をされているのを観て南木先生について知りました。 「あきらめる-明らかに見てとること」 「急な山道ではからだの重さを右足にのせ、足の裏から地球の中心に向かってそれを流し込みようなイメージを作ってから、おもむろに左足を前に出し、おなじことを繰り返す。…「わたし」はただこうやってからだの重心を移動させているだけの、たったそれだけの者にすぎないのではないか。」 出てくる言葉がじんわりと身にしみる。
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