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日本人と「死の準備」 これからをより良く生きるために 角川SSC新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川SSコミュニケーションズ |
発売年月日 | 2009/07/25 |
JAN | 9784827550764 |
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日本人と「死の準備」
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商品レビュー
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山折哲雄氏、以前「哀しみを語りつぐ日本人」を読んで感銘を受けました。1931年生まれの方で、宗教学者とのことです。今回、「日本人の死の準備」(2009.7)を読みました。死とどう向き合い、今をどう生きるかについては、これまでお医者さんの本は沢山読みましたが、宗教学者の方の本は初め...
山折哲雄氏、以前「哀しみを語りつぐ日本人」を読んで感銘を受けました。1931年生まれの方で、宗教学者とのことです。今回、「日本人の死の準備」(2009.7)を読みました。死とどう向き合い、今をどう生きるかについては、これまでお医者さんの本は沢山読みましたが、宗教学者の方の本は初めてのような気がします。著者は、断食往生死こそ死の作法の出発点と説かれています。中村仁一先生も「人が死ぬことは自然の出来事、自然死の本体は飢餓と脱水」と述べられており、あぁ、同じなんだなと思いました!姿勢を正して読了しました。
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山折らしい分析。面白い。日本人らしさとは何かを、死生観という切り口で踏み込んでいく。日本人であることに誇りが持てる一冊。
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山折氏は「断食死こそ死の作法の出発点」という。 そうかもしれない。 死を食い止めるための医療は、死に逝く人にとって苦痛なのだという場合もある。 うつらうつらと意識もなくなれば断末魔の苦しみはない。 病院のベットで管につながれ、医療というサービスを受けて死ぬのではなく 愛する家...
山折氏は「断食死こそ死の作法の出発点」という。 そうかもしれない。 死を食い止めるための医療は、死に逝く人にとって苦痛なのだという場合もある。 うつらうつらと意識もなくなれば断末魔の苦しみはない。 病院のベットで管につながれ、医療というサービスを受けて死ぬのではなく 愛する家族に囲まれ(家族でなくとも誰か人間)、 その腕の中で抱きしめられながら死ぬことを 支えてきた地域医療を担う看護婦さんなど、人間の終末期を真剣に考えている 関係者の文章は心を打つ。 死の作法を生きているうちに考え始めることは、生きている時間を輝くものにするひとつの方法だ。 良寛の死に支度は かたみとて何を残さん春は花 夏ほととぎす秋はもみじば
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