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ソロモンの歌 ハヤカワepi文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2009/07/15 |
JAN | 9784151200540 |
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ソロモンの歌
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母に従うがまま少年期までその乳を吸っていたことからミルクマンと渾名された男が辿る自らのルーツ。著者の持ち味たる物語の豊かさと抜群の構成力が静かな感動を呼ぶ。個性的な登場人物も魅力。今後何度となく目を通すであろう一篇 些か残念に思えたのは、メイコンとルース夫婦の確執やコリンシアン...
母に従うがまま少年期までその乳を吸っていたことからミルクマンと渾名された男が辿る自らのルーツ。著者の持ち味たる物語の豊かさと抜群の構成力が静かな感動を呼ぶ。個性的な登場人物も魅力。今後何度となく目を通すであろう一篇 些か残念に思えたのは、メイコンとルース夫婦の確執やコリンシアンズとポーターの身分違いの恋愛、それにギターたち七人組による白人処刑などのサイドストーリーが何れも消化不良気味で終わった点か 本作中で言及された白人女性に口笛を吹いたために惨殺されたエメット・ティルに関する件はウーピー・ゴールドバーグ製作で映画化されており機会があればぜひ鑑賞したい(余談ながら私個人のパイロットのイメージはウーピーだ)
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読み応えのある、そして奥行きの深い作品。初読なので近いうちに再読したいとおもわせる。 単純な差別的な構図ではなく、淡々と当時の黒人が置かれた状況を述べている。主人公の祖父がどのようにして名前を決められたかが描いてあるところは、リアリティを感じる。ただ自分の理解が及ばない箇所がある...
読み応えのある、そして奥行きの深い作品。初読なので近いうちに再読したいとおもわせる。 単純な差別的な構図ではなく、淡々と当時の黒人が置かれた状況を述べている。主人公の祖父がどのようにして名前を決められたかが描いてあるところは、リアリティを感じる。ただ自分の理解が及ばない箇所があるのでもう一度読みたい作品。
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長らく積んでいたが、モリスンを悼んで読んだ。もっと早く読めばよかった。肉体の生死とはべつの「生きること」とは何かを問うている物語のように読んだ。 父を崇めて父親が失ったものを埋めるために必死で金やステイタスを求めるメイコン、おなじく父親からうまく離れられなかった母ルースの元に生...
長らく積んでいたが、モリスンを悼んで読んだ。もっと早く読めばよかった。肉体の生死とはべつの「生きること」とは何かを問うている物語のように読んだ。 父を崇めて父親が失ったものを埋めるために必死で金やステイタスを求めるメイコン、おなじく父親からうまく離れられなかった母ルースの元に生まれたミルクマンは黒人でありながら裕福であるために属するところがあやふやな主人公だ。叔母であるパイロット、友人のギター、愛人のヘイガーなど、周囲の人たちとの関わり方、遅かりし自立の旅。成長物語という事もできるかもしれない。 ミルクマンの青臭さや至らなさは、誰もが心の中に持っているもので、差別や社会的な不公正を扱いながらも、黒人の文学というよりは、人間の文学のように感じた。生きるために必要なのは、お金か、愛か、真の名前か。 パイロットがとにかく魅力的で、歌うことや飛べることの意味を考えた。正解や答えはないけど、そんな曖昧さもぎゅっと塊にしたような凄み。身体感覚。 とはいいつつ。普遍的な小説、だけども、差別や不公正のなかにある黒人にとっては、ミルクマンやパイロットの得た「飛ぶ感覚」って、もっと切実なものなのかもな、とも思う…
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