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下りの船 想像力の文学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2009/07/15 |
JAN | 9784152090508 |
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下りの船
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
宇宙の果てまで行っても結局、人間やること変わらねー、というわけですよ。 と言ってもまぁそりゃそうで、場所が変わったらいきなり悟りを開く2001年宇宙の旅ってもんだもないからしょうがないけどね。 なもんだから展開としては熱帯での政府軍とゲリラとの戦いで概ねベトナム戦争っぽいんだけど...
宇宙の果てまで行っても結局、人間やること変わらねー、というわけですよ。 と言ってもまぁそりゃそうで、場所が変わったらいきなり悟りを開く2001年宇宙の旅ってもんだもないからしょうがないけどね。 なもんだから展開としては熱帯での政府軍とゲリラとの戦いで概ねベトナム戦争っぽいんだけど、いやそれ以外のシーンもあるけどイマイチ想像力の文学と銘打つほどには真新しさが無いというか、やっぱり初めに戻って人間どこ行っても変わんねーなしょうがないなもう、ということかもしれぬ。 いや、そうじゃなくて読者の想像力が試されてるのかも!と言われてもそんな意識高くないからな、そうだったらゴメンなさい。
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風が砂を追い立てる荒れ野の奥に、灰色の小屋を並べた村があった。不ぞろいの石を積み上げた家が、継ぎ接ぎの見える屋根をわずかに傾け、互いに壁を重ねながら灌木の茂みに囲まれていた。荒れ野をつらぬく細い道が村をかすめて通っていたが、道は半ば砂に埋もれ、村を訪れる者は限られていた。
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佐藤哲也は『イラハイ』から好きでずっと読んでるけど、この作品で新境地を開いたと思う。このどうしようもなく進歩のない世界こそが進歩のもうひとつの顔であり、私たちの住んでいる惑星の現実。
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