心を鍛えるヨーガ 生活人新書

番場裕之【著】

• 販売会社／発売会社: 日本放送出版協会
• 発売年月日: 2009/07/09
• JAN: 9784140882986

商品レビュー

2014/10/14

借りたもの。
ヨーガがただのスポーツや健康法ではないことをわかりやすく伝える本。
「幸福な人生」の先にある「有益な人生」を目指すこと、心を鍛え充実した自己(自己の幸福も含めて)を得て、他者のためにも行動できるようになる事が、ヨーガの目標である。
ヨーガをルーツとする禅の思想を取り入れた、日本の芸道に見る、呼吸を整え気を鎮める事の重要性の指摘など、ヨーガに限らない俯瞰の視点からのコラムが興味深い。
インドの宗教観の変化、バラモン教の「祈りの時代」と呼ぶ、天災など外的要因への畏怖の信仰が、日々の生きにくさや人間関係による心の問題さえ他者のせいであると思っていた時代に、自分の心や思考の問題であることに気づき、それを整えようとしたのがヨーガであるという。
「気付き」の視点は、100%自分原因説やアドラー心理学にも通じる。
後半は呼吸法、座法、簡単なアーサナを紹介。
呼吸法に4つのパターンがあることを知る。新しく意識する点を学んだ。

2014/05/05

国立市内のリトマスにて月２回日曜日の朝に開催されています。呼吸ヨーガ。ココ半年ほど参加できてないこともあって、イッキに読了。

理論的な背景を知ったことと、４つの呼吸を日々実践したことで、心身ともに良い状態であることが多くなったと思います。

難しくないのが良いです。

2010/04/25

ヨガの教えの根本は信頼できる自分を作り上げて、よりよく生きる、人間らしく生きるということ。
ヨガによって心を鍛えるということは、心のいびつさを取り除きながら不必要なことを引っかからないなめらかな心を作り上げること。
呼吸の質をよくすることは、そのまま生き方の質の向上を意味する。
土台、中心軸である呼吸がしっかりしていれば、ちょうど基礎や柱のしっかりした建築のように、そのうえに成り立つ営みが安定する。