女のシゴト道 文春文庫

大田垣晴子【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2009/07/10
• JAN: 9784167770013

商品レビュー

2018/06/20

各分野で活躍する女性へのインタビューを通して、その仕事をスナップしていくルポ。

ネイリスト、写真家、学芸員など、割とよく知られた職業もあるが、やっぱり少しニッチ(というと失礼だが)な仕事が面白い。
例えば、ただのメイクアップアーティストではなく、訪問コスメ(エステのデリバリー)とか、占いライター、銭湯経営などだ。

大田垣さんのお人柄ということになるのだろうが、どの職業の人にも敬意をもって接している感じが伝わってくる。
華やかな業界もあれば、どちらかというと裏方の仕事もあるが、どの人も行動力に優れていたり、仕事への情熱を持っていたりと輝いている。
大田垣さんは、一つの章を書くのに、どれくらいの日数をかけて取材したのだろう？

2016/01/10

本棚の奥に置いたままになっていたので処分しようかしらと引っ張り出し
めくってみて「やっぱり取っておこう」と思った。

151ページのイラストエッセイ。
30程の職種の働く女性を紹介。
手書きの文字とイラストで
全体を通して同じトーンで描かれている。

と、さらっと書いたが。
これって凄い事！！

150ページ近くを手がき！って読むほうは簡単でも描く方の労力たるや。
そして絵のトーンが変わらない事も凄い。
絵柄の変化やトーンのブレがあって然りかと思うがそこはさすがプロ。

「仕事」というテーマがあるので全体を通して読みやすいし、
著者の表現も柔らかくてとっつきやすい。

2012/07/05

「マンガでわかる○○」みたいな子供向け職業解説の本といった感じ。なるほどとは思うけど「これは！」的といった内容でもない。