A4革命

日本経済新聞社(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 1993/07/01
• JAN: 9784532180072

商品レビュー

2013/04/05

情報をどう整理するかということが主題になっている。
その中で、文書の企画が統一していないことが
やはり一番の問題であろう。
「Ｂ４かＡ４か」という選択の問題がある。
企業レベルでは、Ａ４主体になってきている。

要するに、
１）紙の節約　
２）保管スペースの節約　
３）文章の簡潔化　
ということであろうか。

１、書類統一の意義
紙の浪費、情報の書類化、
「書類肥満時代」から「ペーパーレス時代」へ

「脳の快感」、情報伝達の要は「美」、
書類の混乱は、脳と社会の便秘である。

書類整理のために
「空間・設備・備品・お金・時間・思想・技術・協力・意識・意欲」
がいる。

規格統一の重要性・基本的整理法・コスト意識がない。
稟議書は、責任のがれ、意志所在の曖昧化
書類は、少なければ少ないほど
理解しやすく意志が伝わる。
ワンペーパー主義

２、書類の作り方→「究極の書類」作成技術
(1)自分が何をいいたいかを、
自分に問いかける厳しさを求められる。

書類は、文章で成り立つ。
文章を作成するには、文章の推敲が必要。
何を書くのかのアウトラインを構築しないといけない。
発想のグループ化、階層化、起承転結や序破急の法則

(2)手法
１）企画概要
論争点→調査により解明→そのことの意味
２）視点と主旨　調査の視点と方法→そのことの成果
３）内容項目　 解明された内容→そのことの影響
４）背景 調査の狙いと成果

(3)書類にも驚きと感動のドラマを
１）結論をまず冒頭に１行で書く、
２）ダラダラ、ウダウダをやめ、速く読める文章にする
３）力のある言葉を選ぶ
４）本音で書く　
５）ぎくりとさせる
６）予想できる結果を書く　

2006/05/31

山根一眞＆情報山根組　編
私の書類整理のすべての基本「山根式」の本。書類はなにがなんでもＡ４に統一すべきなのだ！ずいぶん古い本田が、今でも十分通用する思想が詰まった本なのだ。