イスラムマネーの奔流 日本に押し 日本に押し寄せる1000兆円の津波

北村陽慈郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2009/07/02
• JAN: 9784062155335

商品レビュー

2014/05/04

今後の日本経済の成長におけるアラブ諸国の重要性を説いた内容。
理由として、親日ということはもちろん、オイルマネーを中心として、
キャッシュが潤沢にあることを挙げている。
アラブ諸国の国民性や文化にも言及しており、内容は幅広い。

最後の聖域であるアフリカ大陸を見据えても、
アラブ諸国に目を向けるのは当然の理。
今後は更にこうした本も増えてくることと思う。

2012/01/18

天然資源で溜め込んだ潤沢な資金はどこへ向かうのか、アラブ諸国はなにを狙っているのかが理解できる。日本国内においてはインフラは一通り整備されているがアラブ諸国ではまだまだ。日本の高い技術力の分野が意外なほど多く、評価されているのには驚かされる。そもそも、日本人の国民性を高く評価してくれているというのが最大の強みではないだろうか。過去ほぼ10年おきに歴史的事件が起こっている中東イスラム圏内。石油危機、イラン革命、クウェート侵攻、イラク戦争、そしてアラブの春。ざんねんながら日本人にとって血生臭い印象しか受けないが、どうやら違うようだ。まずは彼らを知ることが大事であろう。