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人類が生まれるための12の偶然 岩波ジュニア新書
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人類が生まれるための12の偶然 岩波ジュニア新書

眞淳平(著者)

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人類が生まれるための12の偶然 岩波ジュニア新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2009/06/29
JAN 9784005006267

人類が生まれるための12の偶然

¥220

商品レビュー

4

24件のお客様レビュー

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2024/01/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

宇宙の誕生から人類の文明の誕生までが概観できるところがよい。 その過程の中で、これがなければ人類が生まれてもおらず、文明も誕生していなかったという12個の偶然が紹介されている。 その偶然とは以下の12個である。 1. 宇宙を決定する自然定数が生命を生み出すのにぴったりな現在の値になったこと 2. 太陽が大きすぎなかったこと 3. 太陽から地球の距離が適切だったこと 4. 木星、土星という2つの巨大惑星があったこと 5. 月という衛星が地球のそばを回っていたこと 6. 地球が適度な大きさであったこと 7. 二酸化炭素を必要に応じて減らす仕組みがあったこと 8. 地球に地磁気が存在していたこと 9. 地球上空にオゾン層が誕生したこと 10. 地球に豊富な液体の水が存在したこと 11. 生物の大絶滅が起きたこと 12. 定住と農業を始める時期に温暖で安定した気候となったこと ただ、10年以上前の本なので現在はアップデートされている情報もあるかもしれない。 考えてみれば、ただの蠢く有機物に過ぎなかった物体が、今では自分たちを取り巻く宇宙のあり方を理解するまでに至ったというのはすごいことだ。そういった少し大局的な視点に立つきっかけを与えてくれる本だと思う。 人類に地球を守る力などない。地球はそんなものがなくても残るし、先に人類がいなくなる。人類が種として生き延びたいのであれば、地球の資源をうまく使わせてもらいながらあがくしかない。人類はもっと謙虚であるべきだと思う。 その他メモ ・ビッグバン=宇宙の誕生、ではない。宇宙の誕生、インフレーションによる相転移、そしてビッグバンが起きた。ここまで宇宙の誕生から10の33乗分の1秒。(p.4) ・「真空のエネルギー」が大部分を占めていたことにより宇宙は膨張できた(p.5) ・宇宙の誕生からインフレーションまでの10の44乗分の1秒に何が起こったかは現在の物理学では説明できない(p.7) ・宇宙は誕生からごく僅かの間に基本の4つの力(重力、強い相互作用、弱い相互作用、電磁気力)を作り出し、秩序を作り上げた(p.10) ・生まれた素粒子は反粒子よりもわずかに多かった。もし同数だったら宇宙は何も存在しない空虚な空間になっていた(p.14) ・ダークマターがなければ初期宇宙のガスの偏りが少なく、星ができるまでにもっと時間がかかった(p.19) ・炭素の合成は星の誕生による高温状態の発生によって初めて可能になった(p.21) ・太陽は次第に膨張し、今から50億年ぐらい経つと太陽の表層が地球の軌道付近に達する(p.31) ・プレートやその移動がなければ、大気中の二酸化炭素はこれほど速く減少せず、地表温度はなかなか下がらなかった(p.106) ・目の網膜に銀河宇宙線の粒子がぶつかってくるため、宇宙船の船内にいる宇宙飛行士は瞬間的な閃光や光の筋を見ることがある(p.111) ・この100年ほどの間に地磁気が5%ほど弱くなっている。あと2000年ほどで地磁気がゼロになるペース(p.114) ・原始生命の誕生というイベントは40億年ほど前の一時期だけに起こった(p.143) ・エディアカラ生物群:トリプラキディウム、ディッキンソニア、カルニオディスクス、エルニエッタ

Posted by ブクログ

2023/09/28

物理学はこれっぽっちも分からないけど、宇宙が誕生したこと、生物が生まれたこと、それどころか物質が生まれたこと。それらすべてが、まるで誰かが創り上げたような奇跡によってできたことにとてつもない神秘を感じたし、いまこうして生きていることや、愛しい文鳥と夫といっしょにいられているという...

物理学はこれっぽっちも分からないけど、宇宙が誕生したこと、生物が生まれたこと、それどころか物質が生まれたこと。それらすべてが、まるで誰かが創り上げたような奇跡によってできたことにとてつもない神秘を感じたし、いまこうして生きていることや、愛しい文鳥と夫といっしょにいられているという数多の偶然に感謝した。 . . . ああ、わたしはなんて浅はかなことを今まで考えていたんだろう。「地球に優しい」なんて、おこがましいことこの上なかった。 地球にとって生物がいることすらどうでもいいし、人類なんていなくてもいいし、今までの歩みを見れば人類の代わりなんていくらでもいたのに… わたしたちが考えるのは、「いまの生態系を絶やさない」。これだった。 意味がわからないくらいの奇跡が重なりまくって生まれたわたしたち人類は、自分たちが生まれたことをもっと大切にしなければいけない。それに、同じ祖先をもつ他の生物も大切にしたいし、強くそうしてほしいと思う。 . . . 物理学って、いまに感謝できる学問なのかな。カッコイイ . . . 自分たちが偉いと思い込んでいる白人は、祖先が黒人だったこと知ってるのかなーと思ったり。

Posted by ブクログ

2023/09/23

「東京大学宇宙線研究所」のクレジットがあるが間違っている。基本的な事柄の勘違いは見直すことが殆どない。思い込みの恐ろしさが理解できよう。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/09/23/160027

Posted by ブクログ

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