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十年ゴム消し 新装版 河出文庫
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十年ゴム消し 新装版 河出文庫

忌野清志郎【著】

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十年ゴム消し 新装版 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2009/06/20
JAN 9784309409726

十年ゴム消し 新装版

¥605

商品レビュー

3.8

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2024/09/30

若かったころのノートをそのままま出版したもの。胸が締め付けられる散文の数々。息を吞んだり、心臓のあたりを風が吹き抜けたり、一瞬の情景と清志郎さんの感情が、鋭くもまぶしく、時に儚く映し出されるような本。 若く、行動力があって、固定観念への反抗心がある青年・清志郎。さびしく、満身創...

若かったころのノートをそのままま出版したもの。胸が締め付けられる散文の数々。息を吞んだり、心臓のあたりを風が吹き抜けたり、一瞬の情景と清志郎さんの感情が、鋭くもまぶしく、時に儚く映し出されるような本。 若く、行動力があって、固定観念への反抗心がある青年・清志郎。さびしく、満身創痍で、抱える思いが一方通行になる孤独も抱えている。真実に近いけれども不安定な心で、激しさ、しおらしさ、自己否定や恥じらいもある。それら青年期の感情は、光るように鋭く、透明なまでに脆いが、悲しくなるほど眩しい。 自分にとって、こういう多感な時代はずいぶん遠のいてしまった。少し甘美な季節。知らぬ間に固定観念に染まることへの恐れがあるとき。自由が多いけれども無自覚な罪も溢れて、傷つけ、傷つけられ、自分のことは棚上げで暮らしている青年期。純粋で大げさで、どこか嘘つきな時代。 「みかん」と「こけし」という女性が登場し、どうも清志郎さんと三角関係になっているように思う。安らげる愛を求める男の姿が見て取れた。女目線でこの構図をみると憎らしい。繊細で眩しい一冊。 2015年5月6日読了

Posted by ブクログ

2023/04/19

「忌野清志郎」の詩と日記による私小説『十年ゴム消し』を読みました。 「忌野清志郎」に関する著書は、8年前に読んだ「連野城太郎」作品の『GOTTA!忌野清志郎』以来ですね… -----story------------- 「しかし、あの頃はほんとに、ヒマだったんだな。  こんな...

「忌野清志郎」の詩と日記による私小説『十年ゴム消し』を読みました。 「忌野清志郎」に関する著書は、8年前に読んだ「連野城太郎」作品の『GOTTA!忌野清志郎』以来ですね… -----story------------- 「しかし、あの頃はほんとに、ヒマだったんだな。  こんなにたくさん字を書くなんて、ほんとにやる事が無かったんだと思うよ。  でも、それも今じゃみんなチョー消しさ。  十年や二十年なんて、ゴム消しさ。」 永遠のブルース・マンが贈る詩と日記による私小説。 時代を超えて語りかけるみずみずしい言葉の数々。 自筆オリジナル・イラスト多数収録。 「忌野清志郎」という生き方がよくわかる不滅の名著! 解説=「宮沢和史」 ----------------------- 1987年(昭和62年)に六興出版から刊行され、六興出版倒産後、1993年(平成5年)に河出書房から刊行された作品です。 1970年代の「RCサクセション」の低迷期に書き綴られた清志郎の詩と日記と私小説… 本人のイラストも掲載されています、、、 詩は苦手なんですが… 本作品に綴られている詩は、「忌野清志郎」の当時の心境が滲み出るような内容で、ついつい作品に入り込みながら読めちゃいましたね。 そんな中でも、少し明るい未来が見えてきた感じの、 「おいらの中で  もうすぐ 何かが実る  天気のいい日に  それを つみに出かけよう  メロディーは もうすぐ  つかまえられる  歌が そこまで来てる。  それでは  ごきげんよう!」 とか、なかなか現状が打破できないことへの苛立ちを感じる、 「一日二十四時間を  眠って  食べて  ピアノを弾いて  ギターをかかえて  字を書いて  ほとんどそれで  おしまいだ。  新聞をとったって  読んだりはするまい  外では何が起こっているか知らない  知りたくない。  選挙なんて うるさいだけだ  そう 関係ない。  ぼくの部屋の中には  歌が  とび散っているから  満たされた毎日を  ぼくは この中だけで  暮らしたい。」 とかが印象に残りましたね。 もう亡くなってから10年以上が経ったんですねー 寂しいな。

Posted by ブクログ

2020/02/08

めっちゃ自分のことばっかり書くやん〜女の子といちゃいちゃしたいとかそんなことしか頭にないの?笑 いや、そんなときめっちゃあるよなあー タイマーズみたいな清志郎が見れると思ったけど、こんな自分のことでいっぱいの清志郎も、すごい好きやなあ 素直でまっすぐで、かわいい言葉たちやった そ...

めっちゃ自分のことばっかり書くやん〜女の子といちゃいちゃしたいとかそんなことしか頭にないの?笑 いや、そんなときめっちゃあるよなあー タイマーズみたいな清志郎が見れると思ったけど、こんな自分のことでいっぱいの清志郎も、すごい好きやなあ 素直でまっすぐで、かわいい言葉たちやった そんな中にときどき、どきっとするくらい哲学的な詩もあって、考えたり感じたり行ったり来たりした

Posted by ブクログ