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日本の雇用 ほんとうは何が問題なのか 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/06/20 |
JAN | 9784062879972 |
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日本の雇用
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商品レビュー
3.4
10件のお客様レビュー
日本の現状を分析し、解説されていることはよくわかりましたが、この著者は新卒一括採用方式には肯定的なようです。 また、今の日本の雇用は外国に比べればひどいということではなく、マスコミが言うほど心配することではないらしい。 抜本的な改革をしなくても大丈夫なように聞こえますが、果たして...
日本の現状を分析し、解説されていることはよくわかりましたが、この著者は新卒一括採用方式には肯定的なようです。 また、今の日本の雇用は外国に比べればひどいということではなく、マスコミが言うほど心配することではないらしい。 抜本的な改革をしなくても大丈夫なように聞こえますが、果たしてそうでしょうか?格差もそんなにひどくないということですが・・・ 根本的な、若年層の就職への意識、教育にはあまり触れられてないし、ミドル以上の雇用の流動化への方法論についても物足りなさは否めません。 確かに、社会人であれば、知らないではすまされないですし、最低限の事は知っておく必要はあり、自己研鑽の意識を持つことも必要です。しかし、自己責任だけではすまされない部分もあります。最低限の法律やセーフティーネットについても「知ろうとしない人」「他人(会社・国)任せの人」が多く存在しているので、そこをどう変えていくかということも少しは言及してほしかったです。
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「日本の雇用構造の冷徹な考察」。本書はまさにそれだと思えた。 5000万人の就労者のうちで非正規社員がすでに2000万人を越えており、社会的にもさまざまな問題が引き起こされていることは周知の事実だが、、その現在の日本のおかれた困難な状況とその全体像を冷静に考察している。 「...
「日本の雇用構造の冷徹な考察」。本書はまさにそれだと思えた。 5000万人の就労者のうちで非正規社員がすでに2000万人を越えており、社会的にもさまざまな問題が引き起こされていることは周知の事実だが、、その現在の日本のおかれた困難な状況とその全体像を冷静に考察している。 「非正規社員化が生み出した光と影」は、「非正規」に否定か肯定かどちらかの意見が多い中で、「企業にもたらした光」とともに「賃金格差」の影も同時に指摘している。 「長い歴史の中で『今』を考える」「雇用構造の三層化と雇用調整の現実」では、企業経営者の立場からの「雇用」についての考察を行っているが、「景気の山谷は循環的にやってくる。そして雇用調整は避けて通ることができない。その時に企業にはどのような選択肢が残されているのか。山谷を越えられない企業は経営を維持でき」ない、とある。 これをどう考えるべきか。日本の雇用システムの現状は出口のないデッドロックに入っているということなのだろうか。 本書ではヨーロッパでの「同一労働同一賃金」についても考察しているが、日本においては「どのような税や年と金の体系を描くのかという問題とセットで議論しなければならない」と、まさにそのとおりと深くうなずいてしまったが、日本の政治の現状を見ると、そのような制度の大改革はきわめて難しいのではないか。 日本の雇用情勢に最も詳しいだろう著者の最後の結論が「おわりに」にある「私的セーフティネット構築のすすめ」である。 著者自身が「非正規化」のもたらす賃金格差による労働者の「悲惨さ」はよくわかっているのだろう。 しかし、日本の現状と企業の選択肢はそこからの有効な脱出策がないこともまた事実である。 とすれば、政府も企業も個人を守ってくれない以上は、自分自身で守るしかないということなのだろう。 このような正直な感想を本書の末尾の結論に書いている著者を人間的には尊敬するが、それにしてもこのような出口がないような日本の雇用制度の現状を、過去の人間は「末世」と言っていたのではないのか。 かつて「総中流社会」といわれていたのは1980年代だっただろうか。日本もひどい国になってしまったものである。 本書を日本の雇用制度の現状を労働者・企業経営者に偏ることなく冷静に考察した本として高く評価したい。
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評価4(買って満足) 雇用の構造、問題点、対策の提示、課題がわかりやすくまとめられている。漠然と雇用に対する不安や疑問を抱えている人は一度読んでみると自分のポジションが整理できて良い。 具体的に次に自分がとるべきアクションを考えるきっかけになると思う。 こんな人におススメ ・雇...
評価4(買って満足) 雇用の構造、問題点、対策の提示、課題がわかりやすくまとめられている。漠然と雇用に対する不安や疑問を抱えている人は一度読んでみると自分のポジションが整理できて良い。 具体的に次に自分がとるべきアクションを考えるきっかけになると思う。 こんな人におススメ ・雇用不安を抱えている人 ・35歳を超えたミドル世代でこれからのキャリア展望をどうすればいいか途方にくれている人 ・近い将来に転職を考えている人 ・派遣で働いている人
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