君は僕の虜なれ(3) プリンセスC

都筑せつり(著者)

• 販売会社／発売会社: 秋田書店
• 発売年月日: 2009/07/16
• JAN: 9784253196239

商品レビュー

2013/10/08

　この人の話を買い始めたのは、もう、随分前の話で。

　かなり、絵が好みなんで。
　ストーリー的にも、割と好みだと思うんですが。

　どうしても！　どうしても！　惜しいんですよ！
　なんとなく好きなのに。
　なんだか、よくわからないまま、終わりを迎えてしまう……。

　そこには、大人の事情も加味してないこともないんだろう……と、思わないこともないんですが。
　お願いだから、綺麗にちゃんと、終わらせて欲しいなー、と思います。
　この話は……

　ショックだった話の話は、まぁ、また、後日にでもします。
　嫌いじゃなかったんだけどなー。

　そんな訳で。
「絵が好きだ！」ただ、一点の理由だけで買い続けてるんですが。

　今回の話も。
　１冊目は謎の大放出……で、これが順番に解決されて行くんだろうな……と、思いきや。
　だんだん、雲行きが怪しくなって来た気がする……。

　いやね、なんと言っても、素人さんなので、偉そうなことを言うつもりはまったくないんですが……。
　やっぱり、この人のネックは物語を作る力……なんだろうなー……と、思ってしまう。（大人の事情を差し引いても）

　妾の子なのに、跡取りになってしまったご主人様と、その身を守る、ボディーガード兼メイドの話なんですが。
　最初は、跡取りになったのにやる気の無いご主人様をメイドの仕事のできないドジなボディーガードだけが一生懸命に守る……ていう、関係性の話なんですが。

　この巻に関しては。
　ひょんなことから、そのご主人様とメイドと知り合いになった少年の、恋愛の苦悩の話……っていう風になっていたように思います。

　いやねー、脇役を主人公にしてる話を書くのはいいんだよー。
　でも、なんか、あんまりそういうことを繰り返すと、物語の何処に注目したらいいのかわからなくなって、物語に混乱を来すようになる気がするのは気のせいなんでしょうかね？

　おかげで、僕は、やや迷子です。
　話に伏線をいっぱい張って、物語を広げるのは多分、決して悪いことじゃないんだ。

　たださー。
　伏線を広げすぎて、回収出来ないまま終わりました！　じゃ、読者としては不完全燃焼なんです。

　まぁ、今はまだ、３巻目だし。
　このまま終わらないと信じているので。
　多少迷子でも、大目に見ようと思ってますが。

　このまま迷子のままじゃないことを祈りたいと思っています。

　それと。
　一気に登場人物増えすぎ！

　ただでさえ、殲滅姫なんて、新しい単語が出て来て、戸惑ってるのに。
　その言葉が出て来てから、たった2巻で、その殲滅姫、全部出さないでもらえますか……orz

　順を追って、１人ずつもうちょっと内容を深めた上で出て来ていただきたい。
　じゃないと、キャラの把握が出来ないよ。

　どれが誰だか、さっぱり分かりません。

　だんだん、話が複雑すぎて、着いて行けてなさそうな、僕の頭。