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ごきげんな日々(文庫版) 集英社C文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/07/17 |
JAN | 9784086190114 |
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ごきげんな日々(文庫版)
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
『靴箱のところで彼が上履きにはきかえてる いつからかな そんな場面だけでちょっとごきげんな気持ち』 共感されるかは知らないけど、自分はこの言葉に度肝を抜かれた。 学校生活での何気ない瞬間の、心のときめきを詩的に切り取りながらも「ごきげん」がひらがなだからか、少女マンガらしい可愛...
『靴箱のところで彼が上履きにはきかえてる いつからかな そんな場面だけでちょっとごきげんな気持ち』 共感されるかは知らないけど、自分はこの言葉に度肝を抜かれた。 学校生活での何気ない瞬間の、心のときめきを詩的に切り取りながらも「ごきげん」がひらがなだからか、少女マンガらしい可愛らしさや幼さも残っていて、詩的なイメージだけでなく、みずみずしさも兼ね備えている。 以前、違う作品でこの『ごきげんな日々』の著者・谷川史子さんの絵を目にする機会があり、そこから興味を持ったのが、この作品を手にしたきっかけ。そのためどんな作風か全く知らなかったので、いきなりのこの言葉の右ストレートは、完全に自分にクリティカルヒットしました。 舐めてたわけではないけど、完全に油断していたから、この冒頭の言葉は本当にびっくりした。「少女マンガだけど、こんなの実質文学やん」と。 そんな「ごきげんな日々」をはじめ収録作品は全5編。テーマは初恋。初出は96年~99年の少女漫画雑誌「りぼん」です。 いずれも20年以上前の作品になり、展開自体は王道のものが多いと感じた一方で、古臭さはあまり感じませんでした。普遍的なものを丁寧に描いた作品は、やっぱり時代を超えて読み手にも訴えかけるのかもしれない。 上記した「ごきげんな日々」は冒頭の一ページが強く印象的なのですが、女の子の表情が可愛い。春田に思いを寄せる理加は彼を映画館に誘い、それは見事成功する。 その瞬間は取り繕ったものの、少し時間を置くと理加の手に震えが走り、彼がチケットを受け取った瞬間が思い起こされ、嬉しさが爆発して…… いやあ、青春ですわぁ。まぶい、まぶい…… 過去に囚われる春田に対し、理加は真っ直ぐに思いの丈をぶつける。いやあ、青春(以下略) 訳アリの男の子と、その男の子を想う女の子というところでは「春の手紙」も重なる部分がある。 異性だけど同姓同名、同級生、なおかつ家が隣同士。 そんな二人の小林晶(こばやしあきら)。女の子の晶は、男の子の晶に想いを寄せているものの、その晶には昔好きだった、女の子がいるらしい。 そんなある日、女子の晶の元に男子の晶の手紙が間違って届けられる。それは、晶が憧れている相手からの告白の手紙。晶は「この手紙を捨ててしまえば……」という思いを抱き始め…… この作品で印象的なのは、女子の晶が、男子の晶の手を握るシーン。自己嫌悪に陥っていく晶は、どうして急に手をつないだのか。その理由が明らかになった時の切なさったらなかった。 もう一つの初恋のパターンとして描かれるのは、別の人に憧れていたけど、近くにいる男の子への気持ちを自覚する話。 「風をあつめて」の心情表現も素敵だった。特に意識していない男の子の一言でなぜか泣きそうになったり、けんかをすると息もできないような気持ちになったり。そして、憧れの先輩に彼女がいることが分かっても、なぜかそのことにショックを受けなくなっていたり。 そんな気持ちの揺れを短編ながら丁寧に描いていく、さわやかで気持ちのいい作品でした。こういう作品って、女の子だけでなく、男の子も好きになれる好人物として描かれるから、いいなあと感じます。 「プリンス・プリンセス」も少女マンガの王道的な作品。幼い頃に別れた女の子の友達。しかしその女の子だと思っていた子は、実は男の子で、その男の子としばらく同居することになり…… これまでの三作品がややシリアス寄りだったけど、こちらはドタバタコメディ感もあって、テンションはやや違うけど、楽しく読めました。ラスト近くのビデオカメラのシーンは、それまでの騒がしさとのギャップもあってより強い印象が残る。 「風をあつめて」「プリンス・プリンセス」は、いわゆる恋に恋する抽象的な憧れと恋愛感情が混同する感覚と、真に自分を想う人を意識する瞬間というのを、しっかりと描き切っていたと思います。 そして最終話の「王子様といっしょ!」はその「プリンス・プリンセス」の後日譚にあたるもの。想うがゆえのすれ違い、幼い頃の淡い感情を思い起こさせる、こちらも秀作です。 20後半の男が「りぼん」に収録されていた作品を楽しんだり、切ない気持ちになったりしながら読むなんて思いもしなかった。なんだか別の鉱脈を掘り当ててしまったかもしれない、とそんな気持ちになりつつあります。
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好きな漫画家さん。この本は「初恋読みきり選」ということで、オジサンが読むにはちょっと眩しすぎて気恥ずかしい。 欄外の作者近況に激しく親近感。 近況①オニューの白ブラウスに養命酒をこぼしました。 近況②仕事場の壁にインク瓶を倒したのを少し経って気付きましたよ。 近況③机の上を片...
好きな漫画家さん。この本は「初恋読みきり選」ということで、オジサンが読むにはちょっと眩しすぎて気恥ずかしい。 欄外の作者近況に激しく親近感。 近況①オニューの白ブラウスに養命酒をこぼしました。 近況②仕事場の壁にインク瓶を倒したのを少し経って気付きましたよ。 近況③机の上を片付ける手間を惜しんで膝におみそ汁やカレーやあんこをよくこぼします。 近況④さて①②③から得られる教訓は何でしょう。 A よそ見をしない B 落ちつけ C 仕事は余裕を持って 正解 ぜんぶ。
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コミックを持っていて文庫での買いなおしなので 内容は再読なんだけど。 それでもまたうるっときちゃうんだよなぁ。 谷川さん好きーー。 2012.2.1読了
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