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馬車が買いたい!
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馬車が買いたい!

鹿島茂【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2009/06/17
JAN 9784560080009

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商品レビュー

4.4

8件のお客様レビュー

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2025/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1990年1月発売、2009年6月30日新版発行。 図書館本で流し読みになってしまったけどとても面白い。19世紀パリ、当時のお金、住居、食事、馬車といった風俗を取り上げ、パリに上京した例えば『ゴリオ爺さん』のラスチャニックがどういった環境で生活していたのかが理解できる。 服が!お高くて慄きました。馬車の種類もこんなにたくさんあるとは…。チルビュリーという種類の馬車がただの骨組みだけの馬車で驚きました。めちゃくちゃ揺れそうです…。 またフランス文学作品も読みたいなー。

Posted by ブクログ

2021/10/18

軽い気持ちで読んだ「『レ・ミゼラブル』百六景」があんまりに面白かったので、同じ著者のものから代表作を、ということで事実上の処女作を基にしたという本書をまず選んで読んでみた。 序文で著者自身が書いているとおり、「処女作に向かって作家は成熟する」らしく、著者の基本的な趣味嗜好が現れた...

軽い気持ちで読んだ「『レ・ミゼラブル』百六景」があんまりに面白かったので、同じ著者のものから代表作を、ということで事実上の処女作を基にしたという本書をまず選んで読んでみた。 序文で著者自身が書いているとおり、「処女作に向かって作家は成熟する」らしく、著者の基本的な趣味嗜好が現れた本なのだろうという印象を強く持った。それは何かと言うと19世紀フランス文学への憧憬ということに尽きる。バルザック、フロベール、ユゴー、スタンダールらの小説に登場する「我らが主人公(=パリの大学生たち)」がどうやってパリに上り、どう暮らしたかを膨大な資料から解析したというものである。本書のタイトル「馬車が買いたい!」は、これらの主人公がステイタスシンボルである馬車を未だ持たないため、馬車を持つ階級の人々を見上げたときにこみあげる「成り上がりたい!」という内心の叫びと同義なのである。そりゃどう転んだってスノブだ。 そんな、私自身は全く興味を持ったことがない19世紀パリの様々な情報がひたすら続く本であるのに、それなりに面白く読めるからこの文章力はただ事ではない。あまつさえ読み終わる頃には19世紀パリ面白そうとか思うようになっているし、今まで1ミリも嗜好が動いたことのないバルザックさえ読んでみてもいいかなと思ったりしているから恐ろしい。 それにしても馬車と一口に言ってもこんなに種類があって意味合いがあるということを初めて知った。19世紀パリには今後もそんなに興味はわかないと思うけど、映像作品では西洋時代劇をけっこう見るので、馬車にもちょっと注目して観てみたいと思う。

Posted by ブクログ

2019/06/21

あの作品の登場人物たちが生きた時代が良く分かり、彼らが血肉を持ったヒトとして感じられるようになる。バルザックやフローベールなどを読む際にはぜひ隣に置いておきたい良書。

Posted by ブクログ