人民元がドルを駆逐する 「ゴールド・ラッシュ」を仕掛ける中国の野望

宮崎正弘【著】

• 販売会社／発売会社: ベストセラーズ
• 発売年月日: 2009/06/30
• JAN: 9784584131695

商品レビュー

2018/10/23

本書の内容は、その題名からは、中国経済の礼賛と予想する向きが多いと思うが、実際には全く違う。そこまでコケおろさなくても良いのにと、アンチ・チャイナの私が思うくらいコケ下ろす。中国が嫌いな人の理論武装にお勧め。

2013/08/27

「人民元がドルを駆逐する」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2009.06.30
236p ¥1,680 C0033 (2019.06.25読了)(2012.10.18購入)
副題「「ゴールド・ラッシュ」を仕掛ける中国の野望」

【目次】
まえがき
プロローグ　世界市場に発言力と存在感を示す中国
第一章　ドルの衰退、金兌換人民元の興隆
第二章　ナショナリズムの陰で資本が流出する矛盾点
第三章　日本悲観論を増幅させた精神の萎え
第四章　中国経済の正確な実力は誰もわからない
第五章　世界中を跋扈する死の商人たち
第六章　台湾は北京に飲み込まれるのか
第七章　それでも中国という国家は信用されない
第八章　そこで日本経済はどうなる？
エピローグ　中国が世界経済を牽引するシナリオはあり得るか

☆関連図書(既読)
「崩壊する中国逃げ遅れる日本」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2008.01.25
「中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか」宮崎正弘著、徳間書店、2010.01.31
「2013年の｢中国｣を予測する」宮崎正弘・石平著、ワック、2012.09.27
「日中再考」古森義久著、産経新聞社、2001.06.30
「中国」日本経済新聞社編、日経ビジネス文庫、2002.10.01
（「BOOK」データベースより）amazon
経済危機後、通貨勢力図が激変した!やはりというべきか。この機に乗じて中国がまやかしの数字を並べ立て、世界経済を混迷させている。そして、いま人民元が米ドルに代わる基軸通貨の座を窺いはじめた。そんなに中国経済は強いのか?日本も米国も、中国に頼らざるを得ないのか?一体中国はこの先何を狙っているのか。

2010/02/28

お正月休み中の朝にたまたま聞いたNHKラジオ第1放送の番組で、
中国の将来は右肩上がりのバラ色なのだから、
中国に進出しない日本企業はアホであるみたいなことを言っていた。
確かに、テレビとか新聞を鵜呑みにしている人たちは、
この手の話になんの疑問も抱かず頷いてしまうのだろうな。

日本の大手マスコミが決して報道しない中国の実情に、
本書や著者のメルマガなどでふだんから接していると、
上記のような無邪気な中国礼賛放送に対してずいぶんと捉え方が違ってくる。
もっと冷静になれよと言いたい。

上海万博後の中国バブル経済破裂を予言している著者と、
中国万歳の日本の大手マスコミの報道は180度違う。
その答えはもうすぐ明らかになる！！