電気自動車の制御システム 電池・モータ・エコ技術

廣田幸嗣, 足立修一【編著】, 出口欣高, 小笠原悟司【著】

• 販売会社／発売会社: 東京電機大学出版局
• 発売年月日: 2009/06/10
• JAN: 9784501418304

商品レビュー

2021/07/26

電気自動車に興味があったので読んでみた。
開いてみると、学生時代を思い出すレベルの大学の教科書感。
読んでいると頭は使うけど、思ったより複雑な言い回しがなく、時間をかければしっかり内容を理解できる本と感じた。
電気自動車の制御を中心に各要素の基礎をサラッと解説しており、読み物って感じではないが専門書としては初級編という位置付けの本。

2013/09/01

3章では、
制御系の設計手順を倒立振子を事例に紹介している
4章では、
ハイブリッド車特有の制御について触れている。
インホイールモーターの電気自動車では、4輪独立制御が可能となるため、操舵制御の自由度が高まり、旋回性能も改善する。
6章では、
各種モータの数学モデルを紹介。
ここは電気自動車制御を担うエンジニアは、読んでおくひつようあり。

自分で購入しても良い良書

2012/03/05

QFD
ラジエータ，モータ，インバータ，バッテリ，コントローラ
という要素と
調和的共存として
空間的調和
機械的調和
熱的調和
熱応力調和
化学的調和
電気化学的調和
電磁的調和
人間工学的調和
をあげている。

「合意形成や決定までに時間がかかり，知的生産性や時間効率が悪くなる」

IGBT(Insulated gate bipolar transistor)をセラミック基盤上にベアチップ実装。
銅やAlSic(アルミシリコンカーバイト)は樹脂ケースと一体。
DBC(direct bonded copper)

内燃機関
　高温燃焼反応（排気浄化が必要）
　液体燃料の気化（暖気が必要）
　間欠的な内圧発生（音，振動が大きい）
　正転，正トルク（第一象限限定運転）
　機関効率が悪い（発熱がおおきい）
　吸気量でトルク制御（応答が遅い）
　点火プラグ放電（インパルス広域ノイズ）

電動モータ
　常温電気化学反応（ゼロエミッション）
　常温の電磁作用
　連続的な回転磁界（音，振動が小さい）
　正逆転，正負トルク（全象限連続運転）
　機関効率が良い（発熱が小さい）
　電流でトルク制御（応答が速い）
　PWMスイッチング（高調波ノイズ）