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手の文化と足の文化
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本工業新聞社出版局 |
発売年月日 | 1984/12/01 |
JAN | 9784819106443 |
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手の文化と足の文化
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文化の切り口には色々あるが、手と足に注目した文化論。偶然、古本屋で見つけたものだ。初版が発行されたのは、1984年。第6版が発行されたのが1992年。それから21年たっている。 日本文化を「手の文化」として、欧米を「足の文化」とした理由について著者は以下のように述べている。...
文化の切り口には色々あるが、手と足に注目した文化論。偶然、古本屋で見つけたものだ。初版が発行されたのは、1984年。第6版が発行されたのが1992年。それから21年たっている。 日本文化を「手の文化」として、欧米を「足の文化」とした理由について著者は以下のように述べている。「日本民族は定住稲作民族であり、彼ら(欧米)は移動牧畜民族だからである」としている。 確かに「手先が器用」とは言っても「足先が器用」とは言わない。手のつく言葉は、著者によると大和言葉で昔から日本になじみの深い言葉だという主旨のことも述べている。 手から紡ぎだされる言語、食事、スポーツ、道具、時間など取り上げられているテーマは幅広い。著者の関心領域のアンテナの感度が高いことを物語っている。 21世紀になると、新たな手段で生計を立てている人たちがいる。それは、キーボードをカチャカチャ、マウスをクリッククリックしている人たちだ。例えば、ディトレーダー、ヘッジファンド、アルファーブロガー、せどりをしているせどらーと言われる人たちだ。これは、日本に限らず外国でもこのように手を使って稼いでいる人たちが出現している。このような現象を踏まえた21世紀版を書いたら著者はどう考えるのか興味深いところだ。 身体の部位から文化を語ると言えば、口もコンテンツとして有力だ。国際会議で「どうやってインド人を黙らせて、どうやって日本人に話をさせるか」というジョークがあるくらいインド人は饒舌で日本人は寡黙だと一般的には思われている。明石家さんまのように例外の人もいるが。その他の部位で語る文化論で見ると日本文化や欧米文化、他の文化はどう見えるか気になる。
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