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キャラ化する/される子どもたち 排除型社会における新たな人間像 岩波ブックレット759

土井隆義【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2009/06/05
JAN 9784000094597

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キャラ化する/される子どもたち

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商品レビュー

3.9

33件のお客様レビュー

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2024/04/06

ここに書かれているような環境はすでに変化しており、古く浅い内容と言わざるをえないと思います。 あっ、そういやちょっと前までこんなことよく言われてたな…という感じです。

Posted by ブクログ

2024/02/21

薄い冊子だが、中身は濃い! 現代日本の価値観多様化、人間関係複雑化の中で、我々はどうやって生き抜いていけばよいか、みたいな話。 ・価値観の多元化によって流動化した人間関係の中で各々の対人場面に適合した外キャラを意図的に演じて複雑になった関係を乗り切っていこうとする。 →組織毎...

薄い冊子だが、中身は濃い! 現代日本の価値観多様化、人間関係複雑化の中で、我々はどうやって生き抜いていけばよいか、みたいな話。 ・価値観の多元化によって流動化した人間関係の中で各々の対人場面に適合した外キャラを意図的に演じて複雑になった関係を乗り切っていこうとする。 →組織毎に相手に応じて、色々なキャラを使い分けるのはひとつの技術みたいなものと。 ・現在は場の空気に流されない一貫的な自己では生きづらい時代。どんな場面でも自分らしさを貫く、大変な世の中。 →この生き方はカッコ良く思えるけど、複雑化した世界では難しいみたい。自分らしさを常に出すって大変なんだね。 ・(価値観が多様化する中で)大人たちは自分たちを抑圧する敵ではなくなった同時に、人生の指針を与えてくれる絶対的な拠り所でもなくなっている。 →父親として子供に接する自分自身に当てはめて考えてみた。確かにそうだなあ~と。 ・(学校現場における教師と保護者の関係)教師は自分自身を守るために、保護者のクレームの中身を冷静に分析することもなく、理性を持たない怪物が発する雄叫びのようなものと捉え、即座に全否定してしまいがち。 →良い悪いでは無く、教師の側はそういう風に捉える事もあるんだなーと納得。 ・親からの攻撃的なクレームはそんな脆弱な自己肯定の基盤を根底から揺さぶる。教師の側も他者の反応に過敏になっているため、自己防衛の手段として攻撃的になる →最近、そういった体験をしたなあ、親の方の立場で(苦笑) ・今日では、立場の異なった相手と意見を闘わせて理解し合うのではなく、異物と見なして最初から関係を断とうとする(これを著者は「圏外化」と表現)傾向が強まっている。 →要はコミュニケーションをあきらめちゃう、そもそもコミュニケーションしないってことか。自分は、コミュニケーションの溝を埋めるようにやっぱりあがきたい。 ・つまづいた自分と向き合う力が重要。その力をつけるためには、多種多様な人たちとの世代を超えた出会いと共闘が必要。 →自分と異質な人を排除、圏外化することなく、頑張って付き合ってみる事が重要よと。

Posted by ブクログ

2024/02/15

意外と結構よかった。 2009年発行の薄いブックレット。ケータイとか圏外とか、ところどころ今の時代とはずれるが、SNSで同質的な相手と簡単に繋がれる時代、という点では全く問題ない。 自分のキャラを強くアピールしてくる子は、そうすることで、自分を守ろうとしているのかもな、という考...

意外と結構よかった。 2009年発行の薄いブックレット。ケータイとか圏外とか、ところどころ今の時代とはずれるが、SNSで同質的な相手と簡単に繋がれる時代、という点では全く問題ない。 自分のキャラを強くアピールしてくる子は、そうすることで、自分を守ろうとしているのかもな、という考えに至れた本。 今は、多様性が多様過ぎて、価値観の基盤が無くなっている。ある視点での良いも、違う視点ではだめになる。 基盤が無いと、自分も何をよしとして、どう軸を作ればよいのか、子どもも分からなくなる。 昭和ならガチガチな校則や、圧倒的な権威主義に、ある者は反抗し、ある者は持論を唱え、自己を確立できるが、今はそういうのが無い。 あるのは、友達からのイイネ。 そうすると、友達からの評価で自分の価値が決まっていくような気になっていってしまうのかもしれない。 そうして、イイネをもらうために、さらにキャラ化する。そういう時代を、アイデンティティを確立する大事な時期、子どもたちは生きているのかもしれない。 そして、それが教師にも当てはまる場合があると。 生徒からの評価を得て自己肯定感の基盤にするために、煙たがられる教師というより、友達のように振る舞う教師。生徒に媚びる教師。(そうじゃない先生も、もちろんたくさんいる。) 「自己肯定感の基盤として、人間関係に依存しがちな人々が、世代をまたがって増えている。」と。 ある特定の教師は生徒に依存し、生徒は気の合う生徒内で依存し合う。 そのために自己に与えられたキャラを強化する。 同質的な者同士で群れて、異質な者は、排除する。 親子においても起こり得るし、起きているのではないかと。 「異質な者は、排除することで社会の治安を守る」 「環境管理型の治安対策をする。」 そうしたい気持ちもわかる。 が、そうではなく、 「避けたくても避けようのない不都合な人間、向こうから迫ってくる異質な人間との付き合いを通じて、じつは不本意な自分、異質な自分との付き合い方も、否応なく学べるのではないか」 「異質な他者の視点から自身を相対化して眺める力は、【不気味な自分】に出会ってしまったとき、その不安からパニックになるのを防いでくれる耐性力にもなる」、と。 避けたくても避けられない具体的な相手がいる場合、この付き合いが巡り巡って自分を強化すると思えば、救いになる気もする。愚痴れる人がいるなら愚痴って、社会として完全排除はしない。ということか?適当に付き合うということか? 理想は異質と思える人とも、互いに、話し合いましょー♪か 異質性にもやはりよる気もしてしまうし、痴漢、セクハラ、パワハラ、性被害などは、駄目なものは駄目と思うが。 キャラの話から、異質な他者の話まで。 なかなか勉強になったし、いろいろ考えさせられる本だった。

Posted by ブクログ

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