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大恐慌が拓く新時代 日本史が教える「戦国時代」の知恵
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大恐慌が拓く新時代 日本史が教える「戦国時代」の知恵

藤原直哉【著】

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大恐慌が拓く新時代 日本史が教える「戦国時代」の知恵

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あうん
発売年月日 2009/06/11
JAN 9784901318860

大恐慌が拓く新時代

¥220

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2012/05/08

数年前まで世界一の自動車をつくっていたGMが破綻したり、多くの経済誌等で絶賛されていた金融機関、保険会社が国有化されたりと、なにが何だかわからない時代に突入しているのは確かだと思います。 これから価値観が大転換していく時代になりそうなので、そういう意味では現代は織田信長が登場...

数年前まで世界一の自動車をつくっていたGMが破綻したり、多くの経済誌等で絶賛されていた金融機関、保険会社が国有化されたりと、なにが何だかわからない時代に突入しているのは確かだと思います。 これから価値観が大転換していく時代になりそうなので、そういう意味では現代は織田信長が登場したばかりの戦国時代初期に似ているのかもしれません。日本史の好きな私は、タイトルの一部にあった”日本史が教える戦国時代の知恵”というフレーズに惹かれて本を手に取ってみました。 以下は気になったポイントです。 ・現在の激動の状況は、覇権の移動がない大変化、勝者がいない変動という点で、日本史で言えば室町幕府の無力化から応仁の乱がはじまるあたりに極めて似ている(p21) ・江戸時代の鎖国政策は、実態としては鎖国ではなく、海外渡航や貿易が制限される「海禁政策」と呼ぶべきもので、江戸幕府は貿易(シャムのアユタヤ王朝)によって莫大な利益を得ていた(p24、40) ・江戸時代の初期は高度経済成長の時代で、1)貿易、2)国内の再開発、3)戦争経済、により支えられていた(p37) ・江戸時代が非常に多様な生き方が容認される社会になった一番の理由は、支配階級である武士が、一切、お金に直接触らない人たちであったから、下の階級である商人たちが上手く立ち回れた(p48) ・江戸時代初期の豪商たちは次第に消えて、省エネルギーや分散化経済へと移行した経済にマッチした本商人(奉公人を大切、大名貸しをしない)が台頭した(p54) ・戦争を引っ張っていた陸軍省は第一復員省、海軍は第二復員省に改組され、戦争を遂行していた機関が、敗戦処理機関になった、その姿は現在の「派遣切り」「正社員の希望退職、リストラ」と重なることがある(p69) ・1990年代のバブル崩壊において経営者側は「正社員を解雇することの難しさ」を痛感したので、「派遣労働の拡大=規制緩和」が進められた(p86) ・アメリカはイラク戦争においても、石油採掘権の実質的な権益も確保できず敗走、撤退しつつある(本当か?)、アフガニスタンは追加派兵をしようとしている(p107) ・ソ連におけるハイパーインフレ(1991年)では、1年間に2500%の物価上昇率、一方で国民所得はマイナス48%、98年1月には1000分の1のデノミ、98年8月には「ロシア国債デフォルト」になった、これと同じ道を日本やアメリカが進む可能性がある(p110) ・AIGがリーマンと違って救済された理由は、CDS(企業の倒産リスクを避けるための保険契約)をあまりにも多く保証したので潰すことができなかった(p113) ・ブッシュ政権は911テロの直後に、米軍を憲法の枠を無視して運用してよいと許可していた(p135) ・アメリカの住宅ローン残高は、アメリカ全体で総額13~14兆ドルと言われている、その3分の1強が、資本増強を受けたファニーメイ・フレディマックの債権である(p146) ・GEは、東欧革命のあとの電力自由化を行ったときにに東ヨーロッパに相当投資したが、今は軒並み不良債権となっている(p150) ・韓国は通過ウオンの暴落が原因で、外貨準備高も激減している、取引額の多い東ヨーロッパ諸国の国家財政破綻が韓国経済に普及している(p160) ・2009年のロシアのGDPは、ゼロパーセントからマイナスになり、1998年以来のマイナス成長となる(p171) ・アメリカ社会をここまで強固な階級社会にした最大の理由が「差別の存在」である、アメリカの人種差別問題があり、先進国のなかでアメリカだけが国民に対して医療保険制度を提供していない理由である(p186) ・世界恐慌時にペコラ委員会が1933年に設置された後に銀行経営者の刑事・民事責任を激しく追及してから公的資金を注入した、今回はオバマ政権はそのような動きがない(p220) ・本当に深刻な恐慌は1年程度経過してから起きてくる、戦後も8月15日はあっけなく過ぎたが、食料がなくなって生活恐慌が起きはじめた1946年になってから実感がでてきた(p230) ・理屈っぽく生きると失敗する、大きな歴史の流れを見てきて、時代の流れを感じるときに、できることはやって天命を待つという姿勢が良い(p243)

Posted by ブクログ

2011/02/20

“2009年9月4日  読みやすかった。この作者は本の​最後のほうに自分たちの宣伝が入​るがそこは不要”

Posted by ブクログ

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