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終末と革命のロシア・ルネサンス 岩波現代文庫 文芸150
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2009/05/18 |
| JAN | 9784006021504 |
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終末と革命のロシア・ルネサンス
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
19世紀末から20世紀はじめにかけて、ロシアにおける文学と芸術の領域で展開された、あたらしい潮流の担い手たちを解説している本です。 この時代は、プーシキンやゴーゴリが登場した「黄金の時代」になぞらえて、「銀の時代」と称されます。その特徴として著者は、「資本主義のすみやかな発展に...
19世紀末から20世紀はじめにかけて、ロシアにおける文学と芸術の領域で展開された、あたらしい潮流の担い手たちを解説している本です。 この時代は、プーシキンやゴーゴリが登場した「黄金の時代」になぞらえて、「銀の時代」と称されます。その特徴として著者は、「資本主義のすみやかな発展にともなうブルジョワジーの意識変化」「ニーチェ、ワーグナーに代表されるヨーロッパ世紀末文化の流入」「ロシア思想界におけるソロヴィヨーフの終末哲学の成熟」の三つをあげています。そのうえで、音楽家のスクリャービン、詩人のマヤコフスキー、演出家のメイエルホリドといった、主要な作家や芸術家たちが、そうした時代的背景のなかでどのような創作活動をおこなったのかということを紹介しています。さらにソヴィエト連邦、とりわけスターリンによる独裁がおこなわれるなかで、ショスタコーヴィチやエイゼンシュテインといった芸術家たちがこうむった苦難と、そのなかで生まれた作品の特質が論じられています。 ヨーロッパを舞台に展開された世紀末芸術の運動は、ロシアにおいて伝統と革新のいっそう冪を高めた対立となり、その葛藤に飲み込まれた芸術家たちの精神は、悲劇と喜劇が表裏一体となったかたちで作品として結晶化されます。もっともそのことは、この時代の芸術家だけに顕著な特徴ではなく、たとえばゴーゴリやドストエフスキーらの作品にも見られるものであり、ロシア文学をひろく覆っているようにも感じるのですが、本書があつかっている時代において芸術家たちの人生と作品にどのようなかたちをとることになったのかということが具体的に示されており、興味深く読みました。
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ロシアのルネッサンスとはどういうものなのか そんなところに興味を持って読みましたが、 ドストエフスキー以降のロシアそして、ソ連という政治状況の中で 深くうごめくような作家、詩人たち 私としては、やはり、音楽家のスクリャービン、ショスタコーヴィッチの章にどうしても興味が。 スクリャ...
ロシアのルネッサンスとはどういうものなのか そんなところに興味を持って読みましたが、 ドストエフスキー以降のロシアそして、ソ連という政治状況の中で 深くうごめくような作家、詩人たち 私としては、やはり、音楽家のスクリャービン、ショスタコーヴィッチの章にどうしても興味が。 スクリャービンの神智学、実際の音楽で私が体感できるだろうか、、、。
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別にエンサイクロペディストを目指している訳ではありませんが、一応何にでも興味を持つ延長で、日曜のクイズ番組アタック25は、司会の児玉清が好きなこともあって毎週欠かさず見ていて、たしか5月の初めだったかの最終問題の人物を当てるコーナーで、『収容所群島』の書名が見えたのに、ソルジェニ...
別にエンサイクロペディストを目指している訳ではありませんが、一応何にでも興味を持つ延長で、日曜のクイズ番組アタック25は、司会の児玉清が好きなこともあって毎週欠かさず見ていて、たしか5月の初めだったかの最終問題の人物を当てるコーナーで、『収容所群島』の書名が見えたのに、ソルジェニーツインのソの字も出てこないのは驚きました。後日、身近の見ていた19人の人たちに聞いてみると、かなりの文学好きの方でも分からなかった・知らなかったという回答で、またビックリ。 かつてのロシア文学隆盛は今どこへ、というより、教養としてはもちろん、探求型というか、小説を読んで自分の人生観を深めるとかいう読み方は壊滅したということでしょうか。あっ、それとも、そういう文脈でしかソルジェニーツインを発想できなくなった私が時代の変様を意識しすぎたでしょうか? この本は、中2の時に『罪と罰』を読んで感激して一念発起、今をときめくドストエフスキー喧伝本部長の名前を欲しいままにするロシア文学者で東京外大学長の亀山郁夫の、ロシア・アバンギャルドという20世紀初頭の人類史上もっとも輝かしい文芸復興運動を深く考察する本です。 TVなどで見る彼は、その語り口の穏やかさ・真摯さ・崇高さ・品の良さなどは、姜尚中にも通じるものを感じさせ、従来の知識人のヒートアップした時の熱狂的なものと正反対のタイプで、好きです。姜尚中は59歳、亀山郁夫はアラカンですが、ご両人とも知的ハンサム度では1、2を争うと思いますけれど・・・。 それはともかく、この本は、親本の1993年刊行の単行本や、1996年の岩波新書『ロシア・アヴァンギャルド』から始まった探究が、その後スターリン文化研究までへと深まった成果を取り入れて増補・全面改稿したもので、エイゼンシテインやシュスタコーヴィッチやロトチェンコなどにも言及した新たな一章も加えた本です。 ここまでの考察の変遷の過程には、革命詩人=マヤコフスキーはなぜ死んだのか?新資料をもって独裁恐怖権力に翻弄された彼の愛と死の謎に迫り、自らスターリン権力を自覚するきっかけになったという『破滅のマヤコフスキー』(1998年・筑摩書房)や、芸術家たちがスターリンに対して権力との共生=賛美と批判という二重性の中でどうやって敗北していったかを解き明かした『礎のロシア・・・スターリンと芸術家たち』(2002年・岩波書店)がありますので、この2冊も読む必要がありそうですし、というか、彼の研究はおそらくこの期の真相を究明したもので世界でも類のない独創的なもので、読まないと損をします。 私は、この本に登場するマヤコフスキーやメイエルホルドが好きで、彼らに関する本はすべて読まないと気が済まない性分です。 ・・・・
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