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経済学の名著30 ちくま新書
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経済学の名著30 ちくま新書

松原隆一郎【著】

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経済学の名著30 ちくま新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2009/05/10
JAN 9784480064912

経済学の名著30

¥220

商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

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2022/04/18

図書館で借りた。 この手の「本紹介本」は、とりあえず紹介されている本の並びが知れれば良いと思っている。経済学も私にはまだまだ素人なので、「『経済学の本』ってどんなのがあるんだろう?」という感覚・目的だけ。深入りはしなかった。 この本の良いところは、客観的に中立な立場で経済学の本...

図書館で借りた。 この手の「本紹介本」は、とりあえず紹介されている本の並びが知れれば良いと思っている。経済学も私にはまだまだ素人なので、「『経済学の本』ってどんなのがあるんだろう?」という感覚・目的だけ。深入りはしなかった。 この本の良いところは、客観的に中立な立場で経済学の本を紹介しているところ。 共産主義に対するスタンスなど、どうも偏りがちな学問らしく、著者が意識づけた旨が書いてあった。

Posted by ブクログ

2022/01/17

松原隆一郎(1956年~)氏は、東大工学部卒、東大大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、東大教養学部助教授、東大大学院総合文化研究科教授等を経て、放送大学教授、東大名誉教授。専攻は社会経済学、経済思想史。 本書は、経済学の古典・名著から厳選された30冊について、そのエッセンスを...

松原隆一郎(1956年~)氏は、東大工学部卒、東大大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、東大教養学部助教授、東大大学院総合文化研究科教授等を経て、放送大学教授、東大名誉教授。専攻は社会経済学、経済思想史。 本書は、経済学の古典・名著から厳選された30冊について、そのエッセンスをそれぞれ6~12ページ程度で紹介したものである。 収録されているのは、ロック『統治論』、スミス『道徳感情論』、『国富論』、J・S・ミル『経済学原理』、マルクス『資本論』、シュンペーター『経済発展の理論』、マーシャル『産業と商業』、ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』、ポラニー『大転換』、サムエルソン『経済分析の基礎』、ハイエク『科学による反革命』、『自由の条件』、ガルブレイス『ゆたかな社会』、フリードマン『資本主義と自由』、ドラッカー『断絶の時代』、ロールズ『正義論』、セン『不平等の再検討』等。 私は、世界中で広がる経済格差の元凶ともいえる資本主義に問題意識を持ち、これまで、水野和夫、トマ・ピケティ、ジョセフ・スティグリッツ、(社会学者)広井良典、斎藤幸平らの著書や、経済学史を扱った中村隆之『はじめての経済思想史』、荒谷大輔『資本主義に出口はあるか』等を読んできたが、本書を手に取ったのもその流れによる。 本書では上記の通り、ロックに始まり、古典派経済学、マルクス経済学、ケインズ経済学、新自由主義派、更にセンに至る著作が取り上げられているが、著者は、経済学の分野は、政治学や社会学と異なり、複数の異なる学派の共存に寛容でなく、単独の学派の独占状態をあえて忌避しない風潮が強いため(特に、かつてのマルクス派、近年の新自由主義派)、単独の著者による経済学史の本についても、(著者が支持する)単独学派の優位性を示すような書き方をされることが少なくないことを指摘し、本書においては、できる限り中立に、「それぞれの著者の意図をできる限り再現し、歴史的な経緯もふまえて紹介すること」を基本方針としたと語っている。 そうした中で、著者が示した、歴史家フェルナン・ブローデルによる「市場経済」と「資本主義」という対比を用いた説明は興味深いものである。それは、貨幣と商品の交換の連鎖である経済について、商品が商品と交換されるように見るのが「市場経済」で、貨幣がより多くの貨幣をもたらすように見るのが「資本主義」とする。そして、前者は、スミスから新古典派、ハイエクらによって論じられ、金融市場を実物経済と両立し得るものと見做してきたのに対し、後者は、マルクス、ケインズらによって論じられ、人間には貨幣そのものを蓄積しようとする性向があり、よって資本主義と市場社会の間には矛盾があると見做してきたというものである。これに基づけば、近年広がる「資本主義の限界(→脱成長コミュニズム)」という論調についても、前者は否定、後者は肯定ということになる。 一から通読するには少々パワーが要るが、興味のある部分を読むということでも有用な一冊と思う。 (2022年1月了)

Posted by ブクログ

2020/06/07

原典を読んでおらず(理解できる自信もない)、著者の解釈や30冊のチョイスの評価は当然できないが、そもそも経済学が主観的で何が正しいとは言えない学問であることがよくわかった。 時代背景や各学者の信条による守備範囲や前提条件の違いが興味深かった。知識不足で理解できなかった部分はこれか...

原典を読んでおらず(理解できる自信もない)、著者の解釈や30冊のチョイスの評価は当然できないが、そもそも経済学が主観的で何が正しいとは言えない学問であることがよくわかった。 時代背景や各学者の信条による守備範囲や前提条件の違いが興味深かった。知識不足で理解できなかった部分はこれから勉強したい。 経済の本や専門家のコメントに触れる際に「この人はどの流派か」と考える上で参考になりそうだ。

Posted by ブクログ

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