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名張毒ブドウ酒殺人 曙光
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鳥影社 |
発売年月日 | 1998/05/01 |
JAN | 9784886291523 |
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名張毒ブドウ酒殺人 曙光
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名張毒ぶどう酒事件は、冤罪事件である。 なぜか、そういう印象で始まる話をたくさん聞いてきた。 なので、私も、そう思っていたふしがある。 しかし、この本を読むと、奥西勝は限りなく黒に近いグレーである、と思えた。 そもそも、ニッカリンはどこへいったのか。 ニッカリンが無くなったことに...
名張毒ぶどう酒事件は、冤罪事件である。 なぜか、そういう印象で始まる話をたくさん聞いてきた。 なので、私も、そう思っていたふしがある。 しかし、この本を読むと、奥西勝は限りなく黒に近いグレーである、と思えた。 そもそも、ニッカリンはどこへいったのか。 ニッカリンが無くなったことに対する無関心さの理由は、何なのか。 あったはずのニッカリンが無くなった、ということは、証拠の裏返しのようなものなのではないのか。 疑わしきは罰せず、ということは、つまり、疑わしいということ自体は認めている、ということなのではないか。 見方によって、印象はかなり変わってしまう。 「冤罪」を強調し過ぎるのも、事実を捻じ曲げることになる。 客観的にものを見るということは、なかなか難しいことだな、と思った。 少なくとも、奥西勝の人間性には共感ができない。 私は、好意が持てない。 【memo】 P159 勝宅改造の際、屋根裏(天井裏)から農薬が発見。 普通、置くはずのないところに農薬が置かれており、不思議なことである。
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